詳細
日時
2009/12/12(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 (入館無料)
出演者
橋本主税 研究員
(脳の形はどうやってできるのかラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
橋本主税 室長(〜2024/03) (カエルとイモリのかたち作りを探る 形態形成研究室 )
内容
まんまるの卵が細胞分裂を繰り返しますが、発生の非常に早い時に「頭尾の軸」や「背腹の軸」が決まる瞬間があります。この時期は、細胞が「民族大移動」を行なって今後のかたち作りの基本体勢を決定する需要なときで、これらを総称して「原腸形成過程」と呼ばれています。この仕組みは基本的には魚から人までを通して脊椎動物では共通であると考えられています。原腸形成過程が無ければ、私たちは頭も無ければ足も無く、背中も無ければお腹も無いただの無秩序に集まった細胞の塊でしょう。今回のレクチャーでは、歴史的に最も古くから研究が行われている両生類の原腸形成過程を見つめ直す事で、脊椎動物全体に潜在する本質のようなものについて考えてみたい。 お話自体は両生類のことですが、ここから夢は大きく進化についても議論が進めば良いかなと思っています。 |
このイベントを開催する研究員をご紹介
橋本主税 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 発生学
- 学位 博士(理学)
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。