詳細
日時
2011/11/19(土) 14:00~15:30
場所
JT生命誌研究館 1Fカンファレンスルーム
出演者
秋山-小田 康子研究員(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
秋山-小田康子 特別研究員 (ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろう 細胞・発生・進化・研究室 )
内容
脊椎動物の卵は、1つの卵からふたごが生まれるように、非常に調節的な発生をします。それに対して無脊椎動物では、卵のどの部分が何になるのか予め決まっている、モザイク的な発生をする例が知られています。実は、わたしたちの研究材料であるクモの卵は、無脊椎動物でありながらも調節的な発生をすることが古典的な実験発生学で示されていました。最近私たちは、遺伝子のはたらきを実験的に変えることで、胚が部分的に重複することを見つけました。
今回のレクチャーでは、この分野の世界的な情勢とわたしたちの研究結果、そして、そこから見えてきた新たな考え方をお話します。
オオヒメグモのふたご胚:自然発生的に生じたもの
このイベントを開催する研究員をご紹介
秋山-小田康子 (特別研究員)
- 研究分野 発生生物学
- 学位 博士(理学)
動物の初期発生に興味を持ち、オオヒメグモを用いて研究しています。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。