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研究員レクチャー イチジク属植物とイチジクコバチの種分化を考える

詳細

日時

2012/04/14(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館

出演者

蘇 智慧 研究員 (DNAから進化を探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

担当

蘇 智慧 室長(〜2024/03) (DNAから進化を探る 系統進化研究室 

内容

イチジク属植物は熱帯地域を中心に約 750 種が分布している。日本はその分布域の北限にあたり、南西諸島を中心に16種が生息している。イチジク属植物はイチジクコバチにのみ送粉され、両者の間に「1種対1種」という極めて種特異性の高い相利共生関係が築かれている。このような「1種対1種」共生関係が維持されながら、両者はどうやって種分化し、多様化してきたのだろうか。最近の研究結果を紹介しながら、イチジク属植物とイチジクコバチの種分化の要因を考えてみたい。

このイベントを開催する研究員をご紹介

蘇 智慧 (室長(〜2024/03))

  • 研究分野 系統・進化・種分化・多様性 学位
  • 学位 博士(農学)

カイコの休眠機構の研究で学位を取得しましたが、オサムシの魅力に惹かれ、進化の道へと進みました。1994年から現在に至るまで、ずっとJT生命誌研究館で研究生活を送ってきました。オサムシの系統と進化の研究から出発し、昆虫類をはじめとする節足動物の系統進化、イチジク属植物を始めとする生物の相互作用と種分化機構の研究を行っています。

DNAから進化を探る 系統進化研究室 

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。