詳細
日時
2013/02/16(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館
出演者
佐々木 瑞希 研究員(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
内容
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カドヘリンは細胞と細胞を接着する働きをもつ分子で、これまで多くの多細胞動物で同定されてきました。この分子は細胞膜を貫通し、細胞の外に接着機能をもつ構造が突出していますが、この細胞外の構造が系統によって異なることが分かっています。祖先的な動物では繰り返し構造が多いのですが、進化していくにつれ、短い分子になってきたと考えられます。
細胞間接着分子が短くなることで、細胞の動態や体の構造はどのように変化したのでしょうか。私たちは祖先的なカドヘリン分子(DN-cadherin)と、進化的なカドヘリン分子(DE-cadherin)の2種類をもつショウジョウバエをモデルとして、カドヘリンの短縮化と進化の関係ついて研究しています。今回はこれまでの研究成果について紹介し、皆さんと楽しくおしゃべりしながら生物の多様性と進化について考えたいと思います。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。