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研究員レクチャー 節足動物の進化を考える 〜特に多足類と鰓脚類の系統解析から分かったこと〜

詳細

日時

2013/04/13(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて

出演者

蘇 智慧 研究員(DNAから進化を探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

担当

蘇 智慧 室長(〜2024/03) (DNAから進化を探る 系統進化研究室 

内容

節足動物は鋏角亜門(クモ類)、多足亜門(ムカデ・ヤスデ類)、甲殻亜門(エビ・カニ類)と六脚亜門(広義の昆虫類)を含み、種数において最大な動物門である。近年の分子系統解析により、従来、多足亜門(ムカデ類)から進化してきたと考えられていた六脚亜門は、甲殻亜門に近縁であることが明らかになった。しかし、六脚亜門が甲殻亜門のどの系統から進化してきたのかは、まだ明らかでない。また、各亜門内の系統関係も非常に混沌しており、不明なところが多い。今回は多足亜門の解析結果を中心に節足動物の系統進化の問題を考えてみたい。

このイベントを開催する研究員をご紹介

蘇 智慧 (室長(〜2024/03))

  • 研究分野 系統・進化・種分化・多様性 学位
  • 学位 博士(農学)

カイコの休眠機構の研究で学位を取得しましたが、オサムシの魅力に惹かれ、進化の道へと進みました。1994年から現在に至るまで、ずっとJT生命誌研究館で研究生活を送ってきました。オサムシの系統と進化の研究から出発し、昆虫類をはじめとする節足動物の系統進化、イチジク属植物を始めとする生物の相互作用と種分化機構の研究を行っています。

DNAから進化を探る 系統進化研究室 

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。