詳細
日時
2013/12/14(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
出演者
西原 あきは 研究員(カエルとイモリのかたち作りを探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
内容
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まんまるの受精卵は分裂を繰り返し、やがて大規模な細胞移動による配置換えを経て、頭尾・背腹・左右がはっきりとした形になっていきます。この民族大移動を行うのが“原腸形成過程”です。原腸形成もしくは原腸陥入という言葉は、高校の生物でカエルの卵を使って習われた(る)方も多いと思いますが、私たちの研究室ではその教科書に書かれている原腸形成運動がアフリカツメガエルでは少し異なるかもしれないということを以前、明らかにしました。
近ごろ、広島大学の両生類研究施設のご協力をいただき、アフリカツメガエルに加え、幅広く様々な両生類の原腸形成過程を観察し、比較することが出来ました。今回のレクチャーでは、いろいろな両生類の卵をご紹介しつつ、新しく見えてきた、両生類の原腸形成に共通な仕組みについてお話しします。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。