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研究員レクチャー たくさんのDNA塩基配列を用いた進化遺伝学

詳細

日時

2015/11/21(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて

出演者

和智 仲是 研究員(DNAから進化を探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

内容

外見でわからなくてもDNA塩基配列を比較することで、その生き物の種間や集団間の類縁関係がわかることがあります。生き物のいろんなレベルの類縁関係がわかることで、その生き物が時間的•空間的にどこから来たのかという進化史についての問いに答えることができます。このような分子系統学と集団遺伝学を合わせた研究分野は進化遺伝学と呼ばれます。これまでは、ゲノムのたかだか数十カ所のDNA塩基配列を比較して生き物の類縁関係が調べられてきました。それが、DNA塩基配列決定の技術の進歩に伴って、これまでの数百倍•数千倍の効率でゲノムを網羅的に調べ大量の情報を得ることができるようになりました。
 様々な生き物のゲノムから大量のDNA塩基配列の情報をどうやったら効率的に得ることができるでしょうか。これまでに開発された方法を紹介するとともに、その中で実際に行った手法で明らかになりつつあるイチジクコバチの種間•集団間の関係やヤスデ・ムカデの類縁関係についてお話します。

 

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。