詳細
日時
2016/04/16(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
出演者
蘇 智慧 研究員(DNAから進化を探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
蘇 智慧 室長(〜2024/03) (DNAから進化を探る 系統進化研究室 )
内容
節足動物は鋏角亜門(カブトガニ・クモ類)、多足亜門(ムカデ・ヤスデ類)、甲殻亜門(エビ・ミジンコ類)と六脚亜門(広義の昆虫類)を含み、最大の種数を誇る動物門です。
近年、次世代シーケンサーなどDNA配列の決定技術の進歩により、大量のDNA配列データが比較的容易に入手できるようになりました。そのため、ゲノム規模のDNA配列データを用いて、生物の系統関係を解明するゲノム系統学的研究が広がっています。今回は、多足類と昆虫類を中心に、次世代シーケンサーによる大量配列データの入手と系統解析の手法、そしてゲノム系統学の研究から何が分かったかを紹介します。
このイベントを開催する研究員をご紹介
蘇 智慧 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 系統・進化・種分化・多様性 学位
- 学位 博士(農学)
カイコの休眠機構の研究で学位を取得しましたが、オサムシの魅力に惹かれ、進化の道へと進みました。1994年から現在に至るまで、ずっとJT生命誌研究館で研究生活を送ってきました。オサムシの系統と進化の研究から出発し、昆虫類をはじめとする節足動物の系統進化、イチジク属植物を始めとする生物の相互作用と種分化機構の研究を行っています。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。