詳細
日時
2018/04/21(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
出演者
蘇 智慧研究員(DNAから進化を探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
蘇 智慧 室長(〜2024/03) (DNAから進化を探る 系統進化研究室 )
内容
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イチジク属植物とイチジクコバチの間では、子孫を残すために、互いに必須である絶対的共生関係が構築されています。また、その共生関係は種特異性が高く、「1種対1種」であるとされてきました。しかし、近年の研究によって、「1種の植物対複数種のコバチ」、または「複数種の植物対1種のコバチ」というケースが多数発見され、その「1種対1種」関係の概念は崩れつつあります。
今回は、我々の最近の研究結果を通して、「1種対1種」関係はどこまで柔軟なのか? コバチの寄主転換は可能なのか? そのプロセスなどについて考えてみたいと思います。
4種のイチジク属植物とその送粉コバチ
このイベントを開催する研究員をご紹介
蘇 智慧 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 系統・進化・種分化・多様性 学位
- 学位 博士(農学)
カイコの休眠機構の研究で学位を取得しましたが、オサムシの魅力に惹かれ、進化の道へと進みました。1994年から現在に至るまで、ずっとJT生命誌研究館で研究生活を送ってきました。オサムシの系統と進化の研究から出発し、昆虫類をはじめとする節足動物の系統進化、イチジク属植物を始めとする生物の相互作用と種分化機構の研究を行っています。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。