詳細
日時
2010/11/13(土) 14:00〜15:00
場所
JT生命誌研究館(入場無料)
出演者
龍田勝輔 研究員
(チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
内容
ナミアゲハはミカン科植物しか食べない狭食性昆虫で、寄主植物を正確に判別する必要があります。アゲハは雌親がミカン科植物を選んで産卵することで寄主選択を行っています。この寄主選択には10種類のミカン葉に含まれる味成分が必要ですが、実際にアゲハがこれらのミカン葉成分を味として受容(認識)できているかは解っていませんでした。
私たちは電気生理学という手法を用いて、アゲハが産卵に必要なミカン葉成分を受容しているかを調べています。今回のレクチャーでは今までの結果を紹介します。
ナミアゲハの産卵
前脚の先端にある「ふ節」によってミカン葉成分を味として受容する。
電気生理実験の様子
ふ節に生える感覚毛に刺激電極をあてて、化合物への応答を調べる。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。