詳細
日時
2008/11/26(水)
場所
JT生命誌研究館
出演者
板橋涼子(SICPセクター)、石渡啓介(DNAから共進化を探るラボ)、丹羽尚(理化学研究所 発生再生科学総合研究センター)
内容
- 合同セミナー「生きもの上陸展に向けて」
- 日時
- 2008年11月26日
- 場所
- JT生命誌研究館
- 内容
-
動物の多様性の大部分を占める有翅昆虫がどのように進化したのかは生命誌のテーマの一つです。理化学研究所発生再生科学総合研究センターの丹羽尚博士は、環形動物や節足動物の付属肢の起源を解剖学的観点から研究しており、最近はショウジョウバエやカゲロウ、シミなどの付属肢形成遺伝子の発現パターンの比較から、棒状の付属肢(腹毛や脚)からシート状の付属肢(気管鰓や翅)への転換がどのように説明できるかを検討されています。
有翅昆虫の起源を分子系統学的に探る石渡さんの研究報告と、古生代に多くの多細胞生物が上陸したことを総合的に表現する板橋さんの展示企画の紹介もあわせてセミナーを行い、研究と表現をお互いに深める機会をつくることができればと思います。(山岸 敦)
- プログラム
- 1.「生きもの上陸展に向けて」
講演者:板橋涼子(SICPセクター)
季刊「生命誌」60号 from BRH
生きもの上陸大作戦 - 昆虫の起源と進化を明らかにする - 2.「分子系統から見た有翅昆虫の起源」
講演者:石渡啓介(DNAから共進化を探るラボ) - 3.「翅の誕生 ~昆虫の体にある2つの仕組み~」
講演者:丹羽尚(理化学研究所 発生再生科学総合研究センター)
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。