生命誌の映像作品は、ミニシアターとビデオブースでご鑑賞いただけます。
ミニシアター
生命誌の映像作品をスクリーンでご鑑賞いただけます(カンファレンスルーム:約50席)。上映プログラムは以下の通りです。
上映スケジュール
上映場所
1F 展示ホールカンファレンスルーム
ビデオライブラリー
生命誌の映像作品を集めたビデオライブラリーです。大型ディスプレイを備えた2つのビデオブースで見たい番組を自由に検索してゆったりとご鑑賞ください(1ブースあたり4席)。ライブラリー登録作品は以下の通りです。
上映場所
1F 展示ホールビデオブース
生命誌ライブラリー
生きているってどういうことだろう?
植物も動物も、もちろんあなたも持っているゲノムの物語。ワクワクが詰まった生命誌の世界をお楽しみください。
(2020年)[9分]
研究館では小さな生きものを研究し発生・進化・生態系を探っています。展示ホールは、研究から見えてくる生きもの38億年のつながりの中の “あなた” を考える場です。まずこの動画をご覧いただき、そして、じっくりと館内をお楽しみください。
(2020年)[21分]
永田和宏館長が展示ホールをご案内します。「生きている」ってどういうこと?まだまだわからないことばかりです。研究館は知識を伝えるための場ではありません。是非、ここで「!」と驚いて「?」と疑問をもってください。そしてその「問い」を日常の中で大切にして欲しいと思います。
(2017年)[66分]
“DEVELOPMENT” 音のいのちはどこから生まれるのか? 音楽は<展開>し、生きものは<発生>する。 「科学のコンサートホール」のコンダクター・岡田節人初代館長(故人)の時代から今も展示ホールに流れる「独特のフレーバー」をお届けします。中村桂子名誉館長のトークと極上のアンサンブルの共演による「生命誌マンダラ」の響きをお楽しみください。
(2014年)[36分]
「人間は生きものであり、自然の一部である。」と語る生命誌研究者・中村桂子が構想した生命誌研究館の20年と現在を描きます。チョウ、ハチ、カエル、クモなど小さな生きものたちを見つめ、ゲノムDNAに記された生命38億年の歴史を読み解く生命誌研究館のドキュメンタリーです。生命誌研究館設立20周年記念作品。
(2014年)[49分]
自然の中で猫、かっこう、野ねずみなど生きものたちから「いのちの音」を学ぶ主人公ゴーシュの物語。小さな生きものから38億年の歴史を探る生命誌研究者・中村桂子による新解釈と、チェコを拠点に国際的に活躍する人形劇師・沢則行の演出による幻想的な舞台が現代に生きる人々の乾いた心にみずみずしい感動を呼び覚ます。生命誌研究館設立20周年記念作品。
朗読ミュージカル「絵巻のおしゃべり -ものみなひとつの細胞から-」
(2003年)[42分]
生命誌研究館設立10周年記念に創作、上演されたオリジナルの朗読劇。皆が毛嫌いする毛虫を愛づる平安時代のお姫様が、夢枕に登場するさまざまな生きもの達との会話を通して、徐々に生きものの本質に開眼していく。脚本:山崎陽子・中村桂子、作曲:中邑由美、朗読と歌:森田克子・大野惠美、ピアノ:沢里尊子
「死と再生 -生きものたちの物語-」
(2001年)[47分]
生命誌の催しとして上演した人形劇の記録映像。大切な友人が「がん」であることを知った高校生の主人公が、「死」について思い悩む。生命現象としての個体や細胞の「生」と「死」を踏まえて、人間の死を生きもの全体のつながりの中で考える物語。
「生命誌絵巻への旅 -はずむ生命とその物語-」
中村桂子(2003年)[13分]
立体になった生命誌絵巻で、中村桂子館長が生命誌について語ります。
(1999年 - 2002年)[全編 約90分]
小さくなった自分が細胞の中に入って見ているように、DNAの構造や働き、組み換えの様子などを美しいコンピューターグラフィックス映像でじっくりご覧ください。「DNAの構造」「DNAは働く」「DNAは伝える」「DNAは変化する」の4章からなる長編です。
(2005年)[19分]
私たちの体をつくっている細胞の中にはたくさんの道があり、その上をさまざまな分子が歩いています。歩く分子をじっくり観ることから個体の形づくりのしくみまでをつなぐ、生きもの研究の魅力をお楽しみください。廣川信隆先生(分子生物学)の研究に取材した作品です。
(2003年)[35分]
動物はそれぞれの生活に適した脳をもっています。さまざまな行動をコントロールしている脳はいつ誕生し、どのように進化してきたのでしょうか。単細胞生物のゾウリムシを出発に、長い脳の進化の道のりを見ていきます。
(1998年)[37分]
オサムシという小さな虫が、生物の進化について新しい見方を教えてくれました。生命誌研究館の研究グループの4年間の成果をまとめた映像の記録です。
「DNAに書かれた生き物たちの物語 -生命誌の提唱-」
中村桂子(1993年)[12分]
研究館の設立にあたって生命誌の提唱者としての思いを語ります。DNAには38億年の生きものの歴史が書きこまれています。その物語を読み解いてみましょう。
「生き物このしなやかなもの -生命誌研究館の誕生-」
岡田節人(1993年)[12分]
研究館の設立に重ねて、18世紀フランスで開花した実験生物学への思いを語ります。生物のしなやかさに魅せられたトランブレーは子供たちとヒドラの再生実験を行いました。
科学ミニライブラリー
生きものの形はどうやって決まるの?
身近な生きものの観察は、新しい発見と疑問の宝庫です。さあ、研究者と一緒に生きものの不思議を考えてみましょう。
(2007年)[29分]
すべての生きものは、呼吸などで得られたエネルギーでATPという物質を作り出し、そのATPを「エネルギーの通貨」として利用しています。細胞の中にはATPを作り出す工場、ATP合成酵素があります。その酵素が、回転していること、すなわち回転のエネルギーを利用しATPを合成していることが近年分かってきました。ATPシステムとATP合成酵素についての最新の研究成果をまとめました。(製作:科学技術振興機構/JST)
(2003年)[31分]
メダカなどの身近な生き物が、現代の発生生物学を中心とした生命科学の研究(自然界の謎解き)で主役を務めている様子を、研究の現場から伝えます。6000個ものメダカやゼブラフィッシュを飼育する水槽は壮観です。研究の対象の愛おしさをお伝えするために、音楽やCGの色彩にも工夫をこらしています。(製作:科学技術振興機構/JST)
「チョウの翅の誕生物語」
(1998年)[13分]
チョウの翅はいつ、どこから、どんなふうにできてくるのか? 体づくりのしくみ、その精巧さがわかります。
・98年度 科学技術映像祭・科学技術庁長官賞受賞
青山 裕彦:「肋骨はどうやってできる? -生き物のかたちづくりを探る-」
(1997年)[18分]
肋骨はどうして胸にだけできるのでしょう?卵の中でニワトリを手術してそのしくみを解き明かそうとしています。
・97年度 科学技術映像祭・科学技術庁長官賞受賞
宝谷 紘一:「超分子が支える -生きている- しくみ」
(1995年)[14分]
細胞の中では、タンパク質分子が絶えずくっついたり、はなれたりしてさまざまな働きをしています。バクテリアのべん毛ができる時にも、細胞の形がきめられたり、分裂したりする時にも、このしくみが働いているのです。
大澤 省三:「『検証』用不用説 -蘇る?ラマルクのアイディア-」
(1996年)[13分]
分裂でも、生殖でも増える雌雄同体のプラナリア。ところが台湾のプラナリアは生殖器官を失っています。どんな進化の結果なのでしょう。
松良 俊明:「溝堀型アリジゴクの生態」
(1995年)[8分]
放射状の溝を掘って巧妙に獲物をトラップするアリジゴクがいます。
長島 孝行:「絹と昆虫たち」
(1993年)[8分]
昆虫の多くは絹をつくる能力をもっています。その使い方は驚くほどさまざまです。
堀 寛:「新しい分子時計と進化」
(1994年)[8分]
左右相称の生物と放射状の生物はどっちが先? 分子を調べればわかるのです。
山元 大輔:「遺伝子が決める愛の形」
(1995年)[8分]
雄はなぜ雌を追いかけるのでしょう? ショウジョウバエの物語です。
岡田 清孝:「根はなぜ下に伸びる」
(1993年)[8分]
根はどうして重力に従って伸びるのか? それにもやはり遺伝子が関係していたのです。
科学者ライブラリー
科学者という人間を通して、科学を見つめます。
研究の功績はもちろん、それを生み出すまでの試行錯誤の道のりを一緒に辿りましょう。
中井準之助:「闇の中のトライアル アンド エラー -神経細胞とその標的-」
(1994年)[15分]
神経細胞の神秘に魅せられ、ひたすら実験を続けた中井博士の半生は、真に独創的な科学者の姿を見せてくれます。
大澤省三:「進化する遺伝暗号」
(1993年)[15分]
かつての昆虫少年は、遺伝暗号はかわらないという常識を覆しました。
志村令郎:「花づくりの遺伝子」
(1994年)[11分]
シロイヌナズナは植物のショウジョウバエと言えるでしょう。そのことに目をつけた志村博士は遺伝子と形の関係を見事に解明したのです。