サマースクール 2005年度の報告

ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボのサマースクール
「いろいろな動物の胚を観察しよう。」


今年の私たちの研究室のサマースクールは、「いろいろな動物の胚を観察しよう」をテーマに行いました。この企画には2人の生徒が取り組みました。ヒトデやギボシムシ、ナメクジウオの胚を蛍光色素で染色して細胞膜と核を見えるようにして、コンフォーカル顕微鏡を使って観察しました。ギボシムシとナメクジウオは、進化の研究では脊椎動物の祖先を理解するために重要な動物として注目を集めています。

どの動物の胚も小さく、肉眼では白い点にしか見えません。二人とも、こちらが用意した手順書に従って、初めてにもかかわらず道具を器用に操って、胚の染色を行いました。観察に使ったコンフォーカル顕微鏡は、標本にレーザー光を当て、励起された光が跳ね返ってくるのを検出して画像を取得する仕組みになっているのですが、操作が少し複雑なので生徒が自分で操れるようになるか私は心配でした。しかし、そんな心配は必要ありませんでした。2人とも、自分で気に入った視野を探して、思い思いに画像を取っていました。同じ動物の胚を観察しても注目するポイントは人によって違うもので、ひとりの生徒は遅い時期のギボシムシの胚全体をきれいに画像に収めていましたし、もうひとりの生徒は早い時期のギボシムシの胚の表面で分裂している細胞を見事に捕らえていました。

小田広樹(研究員)

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