研究員レクチャー

JT生命誌研究館の研究員が月に1回づつ、現在おこなっている研究について話します。
【入場無料・予約不要】

研究員レクチャー2017年度

第3回

日時
2017年4月15日(土)14:00〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
蘇 智慧研究員(DNAから進化を探るラボ)
タイトル
種分化はどうやって起きるのだろうか?
〜イチジク属植物とイチジクコバチの研究を通して〜
内容
 地球上には数千万種の生物が生息していると言われています。生物の多様性をもたらしたのは進化と種分化です。種分化というは、新しい種が生じるプロセスであり、生殖的に隔離された新たな集団が形成されるとのことです。つまり、生物が種分化するには、その生物の集団間の生殖隔離が生じる必要があります。しかし、何が生殖隔離を引き起こすのでしょうか。それは種分化を理解するもっとも重要なポイントです。
イチジク属植物とイチジクコバチは絶対的共生関係を構築しているため、互いに繁殖が強く依存し合っています。その場合、両者の種分化は協調的に(共種分化)起きる必要があると考えられています。果たしてそうでしょうか。今回は我々の研究を通して種分化について考えてみたいと思います。

第2回

日時
2017年2月18日(土)14:00〜16:00
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
尾崎 克久研究員(チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ)
タイトル
アゲハチョウの飼い方を体験しよう(レクチャー+体験)
内容

ナミアゲハは春から秋に羽化するチョウです。このチョウは身近な道具を使って飼うことができます。母チョウが植物を正確に選び子孫を残すしくみをお話し、さらにラボで通年飼育している元気なチョウを用いて、卵から成虫までの飼育方法を紹介します。

第1回

日時
2017年1月21日(土)13:30〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
橋本主税 研究員(カエルとイモリのかたち作りを探るラボ)
タイトル
進化の過程で脊椎動物はどのように現れたのか?
内容

脊椎動物は、その頭部を進化の過程で獲得したことによって「脊椎動物」となりました。脊椎動物の頭部構造は主に神経堤細胞と呼ばれる細胞によって形づくられることから、「脊椎動物がどのように現れたのか?」という問いは「進化の過程でいかにして神経堤細胞を獲得したのか?」と言い換えることもできそうです。
受精卵から始まる形づくりの過程で神経堤細胞が作られるときがあります。そのメカニズムの本質を知ることで進化において神経堤細胞がどのように作られたのかを想像することができます。また脊椎動物の形づくりの普遍的な組織運動を原索動物のそれと比較することで、脊椎動物が成立した意味に想いをはせることもできそうです。

close

Javascriptをオフにしている方はブラウザの「閉じる」ボタンでウインドウを閉じてください。