研究員レクチャー

JT生命誌研究館の研究員が月に1回づつ、現在おこなっている研究について話します。
【入場無料・予約不要】

研究員レクチャー2014年度

第4回

日時
2014年12月20日(土)14:00〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
村田 英克チーフ(表現を通して生きものを考えるセクター)
タイトル
生命誌を 世に問う作品づくり を 〜 映像によるものづくりを通して 〜
内容
私たちのセクターでは、季刊誌・展示・映像・WEB・グッズ・催しという6 つの媒体の<ものづくり>を通して、発生・進化・生態系を始めとする多分野に取材し研究成果だけでなく、その過程や研究者の思いも含めて伝えるものになるように、また生命現象についての個別の知見を、38 億年を生きた多様な生きものたちが織り上げた「生命誌」という全体像の中で考えることができるようにと試行錯誤を重ねています。今回は映像作品に注目し、これまでの作品、今取り組んでいるこれからの作品について、お話します。

第3回

日時
2014年11月22日(土)14:00〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
秋山-小田 康子 研究員(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)
タイトル
クモのゲノムからなにが分かるか
内容
わたしたちの研究室では新しい研究材料としてオオヒメグモを開発してきました。オオヒメグモの研究は広がりを見せ、現在では欧米でも研究されるようになり、ゲノムの解読へと進展しました。ゲノム情報が明らかとなったことで、どのような研究が可能となるのでしょうか? また、どのようなことへの理解が期待されるのでしょうか? ゲノムレベルでの研究で必須となる膨大なデータを扱うことへの努力と、今年の9月にドイツで行われた第2回のSpider Meetingの様子とあわせてご紹介します。

第2回

日時
2014年9月20日(土)14:00〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
和智 仲是 研究員(DNAから進化を探るラボ)
タイトル
イチジク属植物と送粉コバチの関わり合いの進化
内容
陸上植物のほとんどは花を咲かせる被子植物です。なぜ被子植物がこんなにも多いのでしょうか。その理由の一つとして、花粉を運ぶ動物との共生関係が多様性を生み出しているからというものがあります。植物と送粉者が密接に関係した共生系では、それぞれの進化的な変化がお互いに影響しあい、さらに別の変化を引き起こすと考えられています。
密接に関係した共生系の中でもイチジク属植物とイチジクコバチは最も多様性に富んでいることが知られています。イチジク属植物とイチジクコバチには新しい種が生まれやすい理由があるのでしょうか。まさに新しい種がどちらかで進化しつつあるイチジク属植物とイチジクコバチを調べることで、この「新しい種が生まれやすい理由」を探ろうとしています。
今回は、イチジク属植物とイチジクコバチのどちらで先に新しい種が生まれやすいのか、どのような時に密接な関係が崩れるのか、ということを調べた最近の研究結果についてお話します。

第1回

日時
2014年6月21日(土)14:00〜
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
講師
尾崎 克久 研究員(チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ)
タイトル
チョウの味覚の仕組みを解明するために行った実験の工夫
内容

アゲハチョウの成虫は花の蜜を吸っているので葉は食べないが、幼虫は決まった植物だけを食べる。しかし幼虫は移動が得意ではないので、あちこち歩き回って自分が食べる事ができる植物を見つけ出す事は難しい。そこで母親であるメス成虫が、的確に植物の種類を見分けて、幼虫が食べる事ができる植物へ卵を産みつける。メス成虫が植物を見分けるときに、手がかりとして使っているのが前脚で感じる"味"なのだ。

昆虫の味覚に関わる遺伝子を探索する事は、かつては困難な作業であったが、現在では次世代型シークエンサーの発達によって身近なものとなりつつある。アゲハチョウの味覚関連遺伝子をきちんと見つけ出すために行った、様々な工夫を紹介する。

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