研究員レクチャー
研究員レクチャー
JT生命誌研究館の研究員が月に1回づつ、現在おこなっている研究について話します。
【入場無料・予約不要】
研究員レクチャー2002年度
  第1回
 日  時 : 2002年4月13日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 吉田昭広 研究員
(チョウのハネの形づくりラボ)GO!
 タイトル : 「チョウのハネの形と感覚」
 内  容 : チョウのハネの形には、チョウが生きていく上で大切な特徴がいくつも備わっている。最近、ハネの形がハネのもつ感覚機能とも関連することがわかってきた。
モンシロチョウ-写真
モンシロチョウ
  第2回
 日  時 : 2002年6月8日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 尾崎克久 研究員
(昆虫と植物の共進化ラボ)GO!
 タイトル : 「昆虫の生活に進化を見る」
 内  容 : 生物達は、自分達が生活に利用する空間・環境に合わせて、構造や行動を変化させていきます。世代を経て蓄積するその様な変化が「適応」であり、「進化」の原動力です。昆虫の生活には、進化の過程で獲得した巧みな仕組みを見ることができます。
アメリカシロヒトリ幼虫-写真
アメリカシロヒトリ幼虫
アゲハ成虫-写真
アゲハ成虫
  第3回
 日  時 : 2002年9月7日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 蘇 智慧 研究員
(DNAから共進化を探るラボ)GO!
 タイトル : 「イチジクとコバチの関係はどのように築かれたか?」
 内  容 : 一種類のイチジクに、一種類のコバチが花粉を運んでいます。花粉を運んでくれる報酬として、イチジクがコバチに餌と成長の場を提供しています。この密接な関係はどのようにできあがったのだろう?DNAにその秘密が刻まれているのだろうか?
イチジクとイチジクコバチ
  第4回
 日  時 : 2002年10月26日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 東 浩司 研究員
(DNAから共進化を探るラボ)GO!
 タイトル : 「花の起源と多様性の進化」
 内  容 : 私たちの生活を楽しませてくれる色とりどりの美しい花は、どのようにして誕生したのでしょうか? 花が種子(子孫)を残すためには昆虫を誘引して花粉を運んで来てもらわなければなりません。そこで、少しでも多くの昆虫に集まってもらうために、花はより美しくなるように進化してきました。本レクチャーでは、地球上の様々な花を紹介し、花を咲かせる植物(被子植物)の進化と、それを促してきた花と昆虫との相互関係または子孫を残すための巧妙な仕組みを、具体例を示しながら解説します。
Amborella tricopoda(アンボレラ科)の雌花(左)と雄花(右)-写真
Amborella tricopoda(アンボレラ科)の雌花(左)と雄花(右)。ニューカレドニア固有の1科1属1種で、最近の研究から現存する最も原始的な被子植物の一つとされている。
  第5回
 日  時 : 2002年11月9日(土)14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 小田広樹 研究員
(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)GO!
 タイトル : 「細胞はどうやってくっついているのか?
:細胞間結合の多様性から動物の進化を探る」
 内  容 : 私たちヒトを含めた多細胞動物の体は、多くの細胞がくっついてでき上がっています。そして、それらの細胞はただ単にくっついているだけでなく、体をつくる過程で並び方に様々な秩序を築き上げています。体を構成するそれぞれの細胞にとって、隣の細胞とのくっつき方を適確にコントロールすることは極めて重要なことなのです。このことを実現するために、多くの多細胞動物は「アドヘレンスジャンクション」と呼ばれる、よく似た細胞間結合構造を備えています。しかし私たちは最近、その細胞間結合の仕組みに動物による決定的な違いがあることを発見し、動物の進化の道筋を知るための貴重な手がかりを明らかにしました。本レクチャーでは、こうした私たちの取り組みを分かりやすく紹介するとともに、脊椎動物の祖先に関する私たちの仮説を紹介します。
アドヘレンスジャンクション-写真
  第6回
 日  時 : 2002年12月14日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 山崎一憲 研究員
(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)GO!
 タイトル : 「無脊椎動物の多様性」
 内  容 : 地球上には様々な生物が存在しています。今回は身近にひそむ無脊椎動物について紹介します。そして、それら多くの生物について知ることを通じわれわれヒトも生物多様性を担っている一員であることを再認識しましょう。
ウミウシ-写真
ウミウシ
  第7回
 日  時 : 2003年1月11日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 橋本主税 研究員
(脳の形はどうやってできるのかラボ)GO!
 タイトル : 「頭はどこにできるのでしょう?」
 内  容 : ヒトもニワトリもカエルもサカナも卵の形はまん丸です。でも、卵が成体になる間のどこかで、丸い卵には頭と尻尾が決まり、背と腹が決まり、右と左が決まります。では、丸い卵に場所が決まるしくみはどんなものなのでしょう?今回はカエルとニワトリを例にして「頭の場所」が決まるしくみを考えてみましょう。
  第8回
 日  時 : 2003年2月22日(土) 14:00〜15:30
 場  所 : 1Fコンファレンスルームにて
 講  師 : 小野 肇 研究員
(昆虫と植物の共進化ラボ)GO!
 タイトル : 「昆虫の味覚」
 内  容 : 味覚というと何を想像しますか?おそらくカレーライスやオレンジジュースなどの食べ物や飲み物の味を思いつくのではないでしょうか?昆虫も勿論花の蜜や食べ物を味わっています。しかし、それだけではありません。昆虫は配偶者の選択や社会性の維持などにも味覚を利用しています。それも鼻(触覚)や足(前脚)で味を感じることができるのです。すなわち、触覚や前脚で触って味わうことで相手が仲間なのかライバルなのか、あるいは、素敵なお姉さんなのかを区別することが出来ます。チョウの場合は、前脚で植物の葉を触って、自分の子供の幼虫が安心して食べられる食草を選ぶことが出来ます。このような昆虫が味を感じるメカニズムがこの2,3年の間にゲノム情報を利用した研究によって明らかにされてきました。昆虫の味覚研究の最前線を解説しながら当研究館で行われているチョウの味覚研究について紹介します。


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