中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子がその時思うことを書き込みます。月二回のペースで、1995年5月から更新を続けています。

2017年7月18日

惰眠をむさぼろう

中村桂子

気候変動が激しいので夏風邪を引いてしまったかと思っていましたが、風邪薬では一向によくならず、ついに9度の熱になりました。病院に行きましたら、CTで左の肺にみごとな・・・・白い影。「肺炎ですね。本当なら入院なんですけれど」の先生の言葉にびっくりです。肺炎というやわな感じの病気にかかるとは思ってもいませんでした。「高齢者の死因は肺炎が多い」と脅されて明日から自宅静養します。2、3日ですむとありがたいのですが。食欲ゼロ、本を読む意欲ゼロ、時間はたっぷりあるのに何かを書こうという気持などまったく起きません。こんなに何もしたくなくなる状況があることに驚いています。音楽を聴きながら惰眠をむさぼろうと思います。

なぜかこういう時まずかけるのは、グレン・グールドが弾くバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」です。あのテンポと音がどうしようもなく緩くなっている気持に合うのでしょう。このままず─っと惰眠の世界で過すのも悪くないかなと生来の怠け者は思っています。

近寄って欲しくない事柄がたくさんのこの頃ですが、こんな思いがけない敵もいることを知らされました。皆さまもお気をつけ下さい。

みなさんからのご意見生命誌の広場より

「惰眠」で思い出したこと

投稿日:2017.07.22 / ニックネーム:j・h

猛暑の続く日々です、その後お身体いかがですか。どうぞゆっくりご静養なさってくださいませ。
風邪をひいたとき、思い出すことがあります。
もう何十年もまえのこと、熱を出して学校を休む日がありました。そんなとき母はいつもおかゆを作ってくれました。それに添えられた真っ赤な梅干し。
今でも、真っ白いおかゆと真っ赤な梅干しを見ると母を思い出し温かい気持ちになります。早く良くなるようにという母の思いは伝わってきました。学校の授業が気になる私でしたが、それとは裏腹に、もう少しこの温かさに浸っていたいという気持ちもありました。
今思えば、あの時私は心地よい惰眠をむさぼっていたのかもしれません。懐かしく思い出しました。

語り合いの続きは「生命誌の広場」へ

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