生命誌の広場

生命誌は“生命“を基本に置き、最先端の生命科学の知見に基づき、「生きる」について考えています。このホームページを読んで思ったこと、研究館の活動について、みなで語り合う場を設けました。いろいろな方の考えを出し合ってこれからの生命誌につなげていきたいと思います。あなたの考えをお聞かせ下さい。

ご意見はこちら

みなさんからのご意見

その他

BRHメールマガジンvol.350、及び、お祝い

投稿日:2019.02.22 ニックネーム:相模のラクダ

【中村館長様】
★季節は24節季「雨水」雪や氷が溶け草木の芽が出始めるを過ぎ、寒さも暖かくなり始めるかな?さて、中村桂子のちょっと一言「カントの永遠平和を考える」ですが、カントが言った「人に対する敵意のない」状況・・の意味は重く、20万年前アフリカから出てきた人類は、現代人として、この重要な意味を再考してほしい状況ですね
★最近オーストラリアの学者が「ドロの法則?進化は非可逆」にマッチするトカゲを発見?南米アンデス山脈に生息し、進化に伴い生息地が低地(産卵)→高地(子供出産)と→低地(でも産卵に戻らず出産のまま)。本当なら、低地では進化上 産卵の方が適していると思うのですが・・館長様:非専門でしょうが、この法則の解説・ご意見等いただければ幸いです
★館長の新刊 珠玉の著作集成 発刊おめでとうございます。:『中村桂子コレクションいのち愛づる生命誌 全8巻(藤原書店)』解説は、あの養老孟子氏でした。では、季節の変わり目、お体 ご自愛を・・。

お返事

投稿日:2019.02.22 名前:中村桂子館長

・さまざまな人類の中で一つだけ生き残ったホモ・サピエンスの「賢さ」の意味を噛みしめたいと思っ ています。

・トカゲの話。論文を読んでいないのでわかりませんが、進化は結果から考えるものとされていますから、低地に産卵ではない仲間がいるという事実から素直に考えるほかないのではないでしょうか。
 次いで、そこから一般法則が導き出せるかどうかも。ありきたりのお返事で申し訳ありません。

・「コレクション」に目を止めていただきありがとうございます。「生命誌」はこれからも育っていくと思いますのでよろしくお願いいたします。

中村桂子のちょっと一言

生きものの世界とAIの世界

投稿日:2019.02.11 ニックネーム:ミッキー

最近私がハマっているのは、胚発生の映像です。クモが発生時に前中後の3つの部分に異なる縞模様を作りながら からだ造りを進める映像や、カエルやニワトリの原腸形成運動の映像です。小田先生や橋本先生のレクチャーで見せて頂き、この目に焼き付いた映像です。生きものはどうしてこんなことができるのだろうか? なんと不思議で美しい光景なんだろうか! と思います。たった1つの受精卵が分裂と分化を繰り返し、「からだ」という複雑な構造物を創り上げる。これこそ “命の営み”だと思います。その光景を見ていると、とても穏やかな気持ちになりますね。

ところで最近、AIの勉強をしているのですが、登場するAI研究の先生方の中に、「AIは必ず人間を超える」とか「人間は、ちょっと複雑な機械だと考えればよい」などと仰る方がいます。失礼ながら、いくら偉い先生でも、なんと狭い了簡で研究されているのかと思ってしまいます。こんな先生方には“胚発生の映像”を見て頂き、生きものである人間とAIを同じ土俵で語ることの愚かさを考えて頂きたいと思います。

ただ、わたしはAIを全否定するつもりはありません。理由は、今の日本の状況、超高齢化と少子化です。国の総人口が減少する中で、少子化で労働人口がさらに減少し、長寿化で65歳以上の人口割合が増加します。すでに現在でも日本は労働者不足です。特に、必要な所に労働力がない状況だと思います。「AIは人の仕事を奪う」とささやかれ忌避される傾向にありますが、本当にそれでいいのでしょうか? もう少しAIについて勉強しながら考えてみたいと思います。

お返事

投稿日:2019.02.22 名前:中村桂子館長

最近の生きもの研究は、小さな世界を観ることができるようになったことがすばらしいですね。研究館の細胞の部屋はまさにそのような映像がたくさんです。是非いらして下さい。
AIは本質的に生命体とは異なりますので、異なるものが超えるはずはありません。それなのに超えるかのように思ってしまうことが危険だと思っています。

その他

天然知能

投稿日:2019.02.11 ニックネーム:花置人

毎日新聞(2月10日朝刊)で「天然知能」(郡司ペギオ幸夫著)の書評を拝読しました。
養老孟司氏は著者のことを「天才であることは間違いないのだけれども、何の天才なのかが一向にわからない。」と評していますが、正にその通りで、「天然知能」という発想は天才的かもしれないが一向にわかりません。
たまたま最近辻邦夫の「西行花伝」を再読していて感じるところがありました。
流麗な文で知られる作者としては珍しく、この書では「森羅万象」という言葉がかなりの頻度で使われています。
たとえば怜悧・冷酷と言われる源頼朝について作者は西行に次のように語らせています。(十九の帖 P481)
頼朝(鎌倉殿)が鴫の飛び立つ姿を見てはらはらと涙を落したという幻影を見たときの西行の言葉です。
「たとえ鎌倉殿が平家を打ち倒し、後白河法皇から統治権(ちから)をうばってゆくあいだに忘れはてていたとしても、心が生命であるかぎりは、必ず戻ってくる場所がある。それが真(まこと)の理法(ことわり)であり、この森羅万象(いきとしいけるもの)のもつ愛(かな)しさ、あわれなのだ。鎌倉殿が鴫(しぎ)の飛び立つのを見て涙を落したとき、鎌倉殿もこの真(まこと)の理法(ことわり)に戻っていたのである。」
辻邦夫が語るところの「森羅万象のもつ愛しさ、あわれ」を感じることができるのは天然知能だけと理解するといかがでしょうか。
自然科学的思考至上主義に多少の疑念を感じている私も「天然知能」についてもう少し考えをめぐらしてみたいと思っております。

お返事

投稿日:2019.02.12 名前:中村桂子館長

「天然知能」は私にとっては「生きもの感覚」です。通常なら「自然知能」と考えたくなりますが、そこを「天然」とするとゆるさが出てよいなと思っています。自然知能=自然科学的思考とすることにはちょっと抵抗がありますけれど、「ゆるさ」を評価しています。

中村桂子のちょっと一言

情感を育む

投稿日:2019.02.06 ニックネーム:mokukiti

身を置くその土地の環境から受ける影響は大きいのかもしれませんね。
でも、四季折々の変化を愉しめる日本に居ても、今の暮らしは快適に過ごせるようすべてを管理された空間を良しするようになってきています。
それが当たり前になってくると、日々変化する自然を受け入れられなくなり不寛容になり、無関心になり、情感が育まれなくなってしまうのではないかと危惧してしまいます。人の都合で利便性や効率だけで物事を考えてしまうと失うものも大きいのではないでしょうか・・・・
少し不便なくらいの方が豊かに暮らせると思うのですがね~。
敢えて少し不便な暮らしを選択しなくてはならない不便な世の中です。

お返事

投稿日:2019.02.07 名前:中村桂子館長

 おっしゃる通りですね。折角すてきな四季のある国にいるのですから、それを生かした生活がしたいと思います。今の社会便利はよくて不便はダメと思いこんでしまっているところがあるようで気になります。私の家は、快適に管理されているには程遠いのですが、それが好きで楽しみながら暮らしています。自然には思いがけないこともありますし。
 生命誌は、便利がよいときめる今の社会にもっと生きものであることを楽しみませんかという提案のつもりです。
Mokukitiさんのようにお分りいただける方がいて下さると嬉しいです。

その他

生命誌絵巻

投稿日:2019.02.02 ニックネーム:野菜畑のどんぐり

生命誌絵巻について、私は5ヶ月前ころだったかな、里山のまりなという旦那さんの本を目黒区の図書館で借りてよみました。まりなさんという方が生物の学者だというのもしりました。少し読んで、この方に合いたいと思いながら読み進めると、お亡くなりになったことがわかりました。本の片隅に生命誌研だったかな、見つけて、検索して、ここを見つけました。私は、あの本は、里山暮らしのお勧め本だと勘違いして手に取りました。裏表紙には、ジャム等の加工品の写真があります。細胞の営みの生物(人間も)の世界の重要さを認識し始めています。

お返事

投稿日:2019.02.04 名前:中村桂子館長

「里山のまりな」をお読み下さったとのことありがとうございます。生命誌を考えるうえでの大切な友人であったまりなさんです。この本に御主人様がお書きになったことは私の思いと重なります。細胞を本当に生きているものとして捉えるまりなさんの考えを生かした細胞の部屋を充実させましたので是非生命誌研究館にいらして下さい。

1519件中 1 - 5件目 次のページへ »

最新のお返事

2019年02月22日
生きものの世界とAIの世界
2019年02月22日
BRHメールマガジンvol.350、及び、お祝い
2019年02月12日
天然知能
2019年02月07日
情感を育む
2019年02月04日
生命誌絵巻

最新のお意見

2019年02月22日
BRHメールマガジンvol.350、及び、お祝い
2019年02月11日
生きものの世界とAIの世界
2019年02月11日
天然知能
2019年02月06日
情感を育む
2019年02月02日
生命誌絵巻

過去の書き込み

ページの先頭へ