生命誌の広場

みなさんからのご意見

研究について

RE.生物の進化について教えてください

投稿日:2018.02.01 名前:神谷博行

早速にご回答いただきありがとうございます。生物、生命について、いまだわかっていないことが、たくさんあるのだと思いました。

お返事

投稿日:2018.02.09 名前:中村桂子館長

「まだわかっていないことがたくさんある」ということはその通りです。私たちの実感は、「一つわからせるともっと難しい問いが生れてくる」というところでしょうか。学問は「わからないことをふやしている」のかもしれません。

生物の進化について教えてください

投稿日:2018.01.29 名前:神谷博行

進化の系統樹は、一か所から始まるように書かれています。
これは、生物の発生が、一つあるいは一種類の細胞から発生したと考えているのでしょうか。
たとえば、一万年前、あるいは現在でも、進化の基になる新たな生物の発生が地球上で行はれているのでしょうか。
ご回答、またこのような視点をもって書かれた資料などありましたらご教授ください。

お返事

投稿日:2018.01.31 名前:中村桂子館長

細胞がそれほど簡単にポコポコ生れるとは思いませんが、生れたのは一回と決めるものでもないと思っています。もっとも現在どこかで生命誕生があっても、地球上にはすでにたくさんの生きものがいますので、ゆっくりと進化をすることはできないでしょう。従って、今の地球は40億年近く前に生れた細胞(一個とは限りません)を祖先とする生きものたちの世界と考えているわけです。

食草園レポートを楽しみにしています

投稿日:2017.11.21 ニックネーム:ピッピ

関連ページ: チョウの幼虫は何歳?

星野さま

質問への回答をいただき、ありがとうございます。とても参考になりました。

私が住む場所には自然史博物館があります。1時間ほど車に乗れば行くことが可能です。行動したいと思います。
我が家の場合、ツマグロヒョウモンの食草は春夏は花壇のパンジーやビオラです。夏が終わり、パンジー、ビオラなどを食べ尽くすとタチツボスミレに住むようになりました。タチツボスミレを食べて育つ幼虫はパンジー、ビオラを食べて育つ幼虫よりも体長が短くなります。食草が体長を左右する理由を探すために観察を続けています。幼虫はコアシナガバチに襲われることが時々あります。繁殖し、生きていくのは容易ではないことが分かってきました。

食草園の掲載を楽しみにしています。息子がもう少し大きくなったらぜひ、貴館に遊びに行きたいと思います。

チョウの幼虫は何歳?

投稿日:2017.11.18 ニックネーム:ピッピ

生命誌研究館のみなさまへ

四季は素直なもので、すっかり寒くなりましたね。暦とは不思議なものですね。
今日も質問があり、投稿させていただきます。自宅の庭にてツマグロヒョウモンの生態を調べています。昆虫の専門知識がないのですが、彼らの行動はヒトのような感情が見られることがあり、観察が楽しみになりました。

ツマグロヒョウモンの幼虫を観察する際には、体長を計測しています。今 悩んでいるのが幼虫の「齢」についてです。モンシロチョウなどは、幼虫の体長が〇〇㎝になれば◯齢幼虫、と基準があると思います。しかしツマグロヒョウモンについては齢を定める基準があるのかが分からないのです。私自身、文献の探し方が未熟なせいでしょう。

大阪に行く機会が得られないのが残念です。研究室のプロのみなさんにお聞きして良いものか迷いますが、幼虫の「齢」の見分け方について、意見を聞かせていただけたらと思います。観察の結果は、どこかで発表することを目指しています。

お返事

投稿日:2017.11.20 名前:表現を通して生きものを考えるセクター星野

ツマグロヒョウモンの観察を続けていらっしゃるとのこと、ご自宅のお庭にはチョウが好きなお花や食草があるのですね。
せっかくお問合せいただきましたが、当館にはチョウの幼虫の「齢」について研究する専門家がおりませんため、ご質問にお答えすることが叶わず申し訳ありません。自然史博物館などには詳しい方がいらっしゃる可能性がありますので、お問合せされるのもよいかもしれません。
ところで、先日ピッピさんからお便りいただいた後、食草園にツマグロヒョウモンがやってきました。その時の様子を撮影しましたので、12月上旬にHP内「食草園の毎日」に掲載する予定です。よろしければぜひご覧ください。

コノハムシ

投稿日:2017.09.27 名前:N.Yamashina

橋本さま
 (やや旧聞ですが)以前貴誌(ラボ日記)で「…コノハムシという昆虫は、ジュラ紀の地層にもその化石が見られるということですが、実はジュラ紀に広葉樹は存在しないということで…」という記事を拝見しました(2010)が、最近ネットで「4千7百万年前の堆積物から(出た)コノハムシの最古の化石…」という記述を見かけました('The first fossil leaf insect: 47 million years of specialized cryptic morphology and behavior', "PNAS" January 9, 2007)。「ジュラ紀」は、2億300万年前から1億3500万年前までとのこと、「4千7百万年前」とは大分開きがあります。当該文章の主旨は別として、この件に関しての事実はどちらが正しいのでしょうか?

お返事

投稿日:2017.10.06 名前:表現を通して生きものを考えるセクター平川

平素生命誌研究館をご支援いただきましてありがとうございます。
表現セクターの平川からお返事申し上げます。
季刊「生命誌」86号でコノハムシの紙工作を担当いたしました際にご紹介の論文も含めて、コノハムシの進化について考えました。

ご紹介のPNASの論文は、コノハムシ科に属する昆虫の化石の発見の論文で、4千7百万年前の始新世は、昆虫を餌とする現生の鳥類や哺乳類の多くが現れた時代であり、擬態が進化する環境と言えます。そのころに、現生のコノハムシ科の系統が出現していたことは、生きもの進化と環境の関わりを示している面白い発見です。

一方で、ジュラ紀のコノハムシは、コノハムシを含むナナフシ目の昆虫でコノハムシのような葉状の羽を持っている化石の存在からの推測になります。従って、現生のコノハムシの直接の祖先かどうかまでは、わかりません。しかし、ナナフシ目が環境に応じて、葉のような羽をもつ能力を備えていたことが、現在のコノハムシの出現を裏付けていると考えられます。広葉樹のような植物が出現する以前から持っていたその能力を「前適応」と考えます。

化石は全ての生きものについて見つかるわけではなく、現在の生きものとのつながりも、形態などからの推定になりますが、過去の生きものが、どのような環境でどう生きていたかを含めて考えると生きもの進化の面白さが読み取れるかもしれません。

今後とも、生命誌研究館をよろしくお願いいたします。

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