生命誌の広場

みなさんからのご意見

研究について

進化研究について

投稿日:2015.12.15 ニックネーム:ドラゴンファイト

『智恵の樹/F・バレラ&マテゥラーナ著』の中に、「・・進化は<放浪への衝動>を持った彫刻家にどこか似ている。彼は世界中を転々としながら、こちらで糸を、あちらで木材を集め、それらの部品の構造と環境条件とが許すままに、それらを結合させる。そうして、彼が放浪を重ねるにつれて、複雑な形態が産み出されることになるのだ。」とありますが、個を極限まで自己拡大しようとする芸術家は内側から自分の世界を構築します。今、必要なのは、そんな芸術家の世界(=生命誌の世界観)なのではないでしょうか?「人間のように豊かで巨大なシステムを持った有機体においては、その相互作用の領域は、構造的カップリング(相補性)の新しい次元を許すことによって、新しい現象群への道を拓いている。人間(詩人)では、これが<言語>と<自意識>へと向かったのだ。それこそぼくらが探求する領域だ。・・」せっかく、『智恵の樹/F・バレラ著』のような命がけの著作(チリの政治的圧政下の中生まれた。)があるのですから、ユングの深層心理学的なヴィジョンを持つ芸術家と連動しながら、これに忠実な研究というのはできないものでしょうか?具体的なアイデアは持っています。

お返事

投稿日:2015.12.16 名前:中村桂子館長

バレラ・マトゥラーナは「自己創出する生命」(ちくま学芸文庫)という生命誌の出発点となる本を書いた時、いろいろ教えられました。「進化が放浪への衝動を持った彫刻家にどこか似ている」というフレーズは今覚えていないのですが、実感はあります。次回の「ちょっと一言」に書いたのですが、今生命誌についての考えを整理する時間が必要ですので、それを経て考えたいと思います。

憲法と蛋白質機能

投稿日:2015.09.23 名前:鈴木節士

最近、安保法制の成立が大きな問題になり、憲法学者のみならず、自然科学を含め多くの分野の学者が反対の声をあげています。改めて日本国憲法を読むと、憲法と言う法体系はよくできていることに感銘を受けました。私は若いときに蛋白質の機能の研究に関与したものですが、憲法は機能性蛋白質とよく類似していると感じています。機能性蛋白質にはアロステリック部位があり、この部位にリガンドやアンタゴニストが結合したり、変異を受けると、蛋白質全体の立体構造が変化して、細胞情報伝達機能や、触媒機能が大きな影響を受けます。日本国憲法の第9条がちょうど蛋白質のアロステリック部位に相当するように思います。今回のように政府が憲法第9条の解釈を変えると、憲法条文にある他の重要部分、基本的人権とか、主権在民とか、三権分立とかの憲法を支える基本部分が揺らぐか、あるいは機能不全に陥ることを感じます。中村先生のお考えをお聞かせ頂ければ幸いに存じます。

お返事

投稿日:2015.09.29 名前:中村桂子館長

御自身のお仕事とつなげて考えることを楽しんでいらっしゃる御様子がわかります。お仕事を好きでいらっしゃるからでしょう。それはともかく、憲法の基本は勝手に変えず、子どもの頃習ったことを大切にしていきたいと思っています。基本的人権、主権在民など大人になると日常考えないままに過します。それですめば一番幸せなのかもしれませんが、考える必要がある時は、原点に戻って考えることだと最近の動きの中で感じています。小学校・中学校で教えられたことを忘れずにと。

AI(人工知能)について

投稿日:2015.09.14 名前:久保 新一

9月12日軽井沢土曜懇話会」で「いのちのひろがり」拝聴し、感動いたしました。その時自重した質問です。

・The Singularity is Near! 地球温暖化の影響が深刻化する前に、AI(人工知能)が人類の終末を招きかねない、という事態をどう受け止めるべきか。AIについてのお考えをお聞かせ願います。

お返事

投稿日:2015.09.17 名前:中村桂子館長

軽井沢ではありがとうございました。
人工知能のことを書くととても長くなりますので一言。実は子どものための科学の雑誌に「人工知能は人間を越えるか」という特集がありました。この問い自身が無意味と私は思っています。人工知能はあくまで技術です。技術はある能力で人間を越えるにきまっています。自動車は人より速く動きますし、クレーンは人より力持ちです。部分で人間以上のことをするのが技術ですから、チェスに勝つ人工知能はできるでしょう。でも「技術が人間を越えることはない。人間とは異なるものという意識が大切ではないでしょうか。ホーキングらが心配しているAGI、ASIなども含めてそう思います。人間と見間違えるようなロボットをつるくことなどは止めることが一つの選択だと思っています。

新着論文と現在の研究について

投稿日:2013.11.21 ニックネーム:木村

DNAから進化を探るラボからの新着論文について拝見させていただきました。非常に興味深い内容だったのですが、一点お伺いしたいことがあり、コメントさせて頂きました。
現在のDNAから進化を探るラボでは多足類についての研究は伺えるのですが、六脚類や昆虫の分子系統や起源について主に研究されている方がいらっしゃるのかどうかもわからないのですが、研究自体はされているのでしょうか?
新着論文を読みましたが、第一著者や第二著者の方が今現在どこで何の活動をされていらっしゃるのかもよくわからず、DNAから進化を探るラボで研究を引き継いだ方がいらっしゃるのかどうかもわからなかったので、質問させていただきました。

お返事

投稿日:2013.11.25 名前:DNAから進化を探るラボ 蘇研究員

木村 様

DNAから進化を探るラボの主任研究員の蘇智慧です。
当研究室の論文にご興味をお持ち頂き有り難うございます。
六脚類の起源と系統進化の研究は、当研究室の研究テーマの1つで、そこから、甲殻類(主に鰓脚類)、多足類と鋏角類の系統進化の研究に広がっております。
お問い合わせの新着論文の第一と第二著者の二人はすでに生命誌研究館を離れており、現在六脚類の研究をしておりませんが、研究室としては、六脚類の起源と系統進化の研究は引き続き行っております。もしご質問などがありましたら、私にご連絡頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。

DNAから進化を探るラボ 蘇 智慧

龍宮臨幸の儀

投稿日:2013.03.02 ニックネーム:tomkko

38億年の生命史!私の生涯のテーマを言い換えて言えば同じかも知れません。入り口は神道からです。先生は人間には心と肉体があると言われますが私は、体験から霊魂の存在を言いたいのですが・・・つまり海の中に居て周りを変わった魚達が泳いでいるのを見た(40年前)のです。(目)はdnaとして残りませんか?ユダヤ教の目?
古代より日本には鳥居があり、これは赤ちゃんの産まれ出るところ。参道は産道で、子宮は龍宮です。この思想は仏教によって隠されています。何億年か前地球を生命が生きやすいように空気を満たし整えたので「いざ!産むときになりなん」とか云われ海宮(龍宮)の海の神豊玉姫の尊」は月の神「玉依姫命」を伴い日本の東の海上に日の御子「ウバ(引く息吐く息)フキアエズの尊」を産む。詳しくはグーグル「龍宮臨幸の儀」をご覧下さい。学術研究ではないのでものたりない文章かも知れませんが、

お返事

投稿日:2013.03.05 名前:中村桂子館長

私は生きものという実体を見ないと考えられないものですから、その道を歩いていますし、これからもそうだと思います。けれどもそこから見える自然とそれに対する気持は神道で語られていることとまったく別のものではないだろうなとボンヤリは思っています。

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