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RESEARCH & PERSPECTIVE ゲノムの形と生きものの形
RESEARCH & PERSPECTIVE

ゲノムの形と生きものの形

ゲノムは、生きものが生きていくうえで必要な遺伝情報をDNAの塩基配列に記しています。近年の研究から、細胞の核内にある長いひも状の分子であるDNAが、複雑な立体構造をもつことが見えてきました。その構造を柔軟に変えることで遺伝子のはたらきが調整されるのです。動物の体の形づくりの過程からこの様子を見ていきます。

マクロからミクロへと、細胞の核の中ではたらくゲノムDNAの様子を画面上段に示し、下段には、私たちヒトを含む動物の主な種のゲノムの概要と、ゲノムがはたらく具体例として、Hox遺伝子クラスターによる体の形づくりの機序を絵解きで示しました。ゲノムのはたらきと、体を形づくる個体発生の過程は連動しています。画面をスクロールしながら上段と下段をあわせてご覧ください。

ゲノムの形と生きものの形

主な参考文献

ゲノム情報 : https://asia.ensembl.org/index.html   http://metazoa.ensembl.org/index.html
マウス胚でのHoxの発現の図 : Genes & Dev. 31,1406-1416(2017)

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2025/1/18(土)

『肉食動物の時間』