季刊生命誌11号のトークで語り合った新宮晋さん。風や水など自然の動きをとり入れた表現がみごとな造形作家としての世界を、更に広げています。風力や太陽の自然エネルギーで自立する村づくり「Breathing Earth」。その一つの歩み「田んぼのアトリエ」です。ご自身のアトリエ近くの田んぼに作品を作り、田植えをしながら子どもたちと一緒に自然を考える試みをなさっています。6月11日オープニングのトークに中村桂子館長が参加しました。 楽しい仲間との活動で生命誌は広がります。
「新宮晋 風の彫刻展 田んぼのアトリエ」
- 日時2011年6月11日(土)~9月25日(日) ※終了
- 場所兵庫県三田市
- 公式サイトBreathing earth/田んぼのアトリエ
【11号Talk】新宮晋 × 中村桂子「風と水と生命誌- 偶然と必然が生み出すもの」
偶然と必然の絡み合いから作品を作る風の彫刻家、新宮晋さん。樹間を抜ける風が作品と出会い,ゆるやかな動きを与える,そんな六甲山麓のアトリエを訪れました。
人工を自然の中で生み出す ー生命誌アーカイブよりー
季刊生命誌では、これまでも田んぼや里山などの私たちの文化と、生態系を支える植物、昆虫、土壌微生物などさまざまな生きものとの関わりを考えてきました。人間の営みを自然の中に入れ込みながら新しいものを生み出すにはどうしたらよいか。生命誌アーカイブを通して皆さんも考えてください。
【TALK】自然の中での人間の営み
季刊生命誌では、これまでも田んぼや里山などの私たちの文化と、生態系を支える植物、昆虫、土壌微生物などさまざまな生きものとの関わりを考えてきました。人間の営みを自然の中に入れ込みながら新しいものを生み出すにはどうしたらよいか。生命誌アーカイブを通して皆さんも考えてください。
23号Talk 湯本裕和 × 中村桂子「生命のリズムが作りだす未来」
設楽の山奥で農学校を作った、エンジニア出身の湯本さんは、ヤギやニワトリ、ウマを飼いながら、経済的に成り立つ小さな農業を模索しています。「産業としての農業」と「晴耕雨読としての農業」の両立を語り合いました。
【TALK】風と資源のマクロな循環
63号Talk 石弘之 × 中村桂子「地球をめぐる風と生きもの」
新聞記者として世界各地を飛び回り、後に国連職員や大使としてアフリカで活躍された石さん。対談の中でサハラやナイジェリアからアラスカまで、地球全体が資源の循環という線によって結ばれました。
【RESEARCH】村が始まるとき
21号特集 縄文人は何を食べていたか ― 新しい科学が明らかにする日常
氷河期の終わりと共に生まれた縄文文化は、6千年ののち再び寒冷期を迎えます。大きな変化の中、数百人の集落をどんな食べ物で支えてきたのでしょう。発掘の成果から、縄文時代の作物と食生活を再現します。
【RESEARCH】「田んぼ」のミクロな生態系
自然界には小さじ1杯の土の中にも数万種以上のバクテリアがすんでいますが、実験室で育てられるのはわずか1%足らず。水田、畑、草地、山林など、身近な環境で生きる知られざる土壌微生物の世界を探ります。
【RESEARCH】自然に生きるものの基本
水を用いて酸素を出す、現在の光合成は、呼吸と表裏一体の関係にあります。
しかし、イオウを使う最初の光合成は酸素呼吸とは全く別のものでした。