爬虫類は私たち哺乳類と同じ、胎児をつつむ羊膜をもち陸上で子供を育てる仲間です。爬虫類のなかでもトカゲの仲間は、約7千種と陸上動物の中では最も種類が多い頼もしい隣人です。しかし、変温動物で冬は苦手なのか日本の在来種はわずかに約30種。身近なようで、なかなかお目にかかれないトカゲのなかまに紙工作で迫ります。
パンサーカメレオン
カメレオンは、鮮やかな体色の変化、長い舌、左右別々に見回す目や枝を上手につかむ二股の指と長い尾など、ユニークな性質をもちます。パンサーカメレオンは、マダガスカルに住み、オスは特に色彩が美しいです。生きていく技の宝庫のカメレオンをつくり生きる知恵を習いましょう。
掲載号:2022年111号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
エリマキトカゲ
エリマキトカゲは危機が迫るとエリマキを広げて捕食者を驚かし、二足で素早く逃げ去ります。大きなエリマキはサカナのエラに相当する部分が変化したものだとわかりました。陸に適応した過程で思わぬ形質を身に付けたエリマキトカゲから、進化の不思議に向き合ってみましょう。
掲載号:2022年110号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
(A4・普通紙に印刷)
モササウルス
モササウルス類は、約8千万年前に出現し、海に暮らした巨大なトカゲの仲間です。四足の陸上のトカゲが海に進出し、足や尾がヒレ状に変化したと考えられています。白亜紀最後の海に栄え、恐竜と共に姿を消したモササウルスをつくり、昔の海の多様な生態系に思いをはせましょう。
掲載号:2022年109号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
ニホンヤモリ
ニホンヤモリ(Gekko japonicus)は、家屋の周辺を好み、最も身近に見られる爬虫類の1つです。夏の夜、灯火に集まる虫を狙うはかない影が目に浮かびますが、移動に適した足、夜行性の感覚と独自の能力を備えた、海をも越えるしたたかな歩みを机の上でたどりましょう。
掲載号:2022年108号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
ご利用について
- PDFデータをダウンロードし、ご家庭でプリントアウトして組み立ててください。
(ご利用にはAdobe Reader(無料ソフト)が必要です。) - 展開図は、A4サイズのやや厚めの紙(厚さ0.23ミリ/ハガキ程度)にプリントアウトしてください。各メーカーから販売されている「フォトマット紙」や「ペーパークラフト専用紙」がおすすめです。また、質感のある紙にプリントすると、独特の雰囲気を楽しむことができます。
- プリントする際は、用紙に合った高画質モードで、「用紙サイズに合わせる」ではなく、「実際のサイズ」でプリントしてください。