私たち人間が進化の途中のどこかでなくしてしまったしっぽ。おまけのようにも思えるしっぽですが、実は生きものの多様な暮らしをとてもよく表しています。しっぽのある生きものをつくって、端っこに宿る知恵を身近に飾りましょう。
ツバメ
渡り鳥のツバメは、体に対して大きく長い羽をもちますが、飛ぶ虫を捕らえるような機敏な動きには尾羽をつかいます。尾羽は燕尾と呼ばれ、中央が短く外に長く伸びた形が特徴で、長く美しい尻尾をもつオスがメスに選ばれます。
掲載号:2020年104号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
トビハゼ
日本の汽水域で暮らすトビハゼは、体を伸ばし、腕のような強い胸ビレを左右同時に動かして前進します。その歩く様子は、まるで松葉杖をついているよう。移動や求愛の時にはその名の通り飛び跳ねますが、ここで尻尾が活躍します。
掲載号:2020年103号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
カニクイザル
カニクイザルは、オナガザルの仲間の中でも長いしっぽの代表です。体長よりも長いしっぽは、樹上で枝から枝へ飛び移るときや四足で歩くときにバランスをとるのに使います。海岸で器用にカニや貝、ヤシなどを割って上手に食べているそうです。
掲載号:2020年102号
(A4・普通紙に印刷)
(A4・厚紙に印刷)
ご利用について
- PDFデータをダウンロードし、ご家庭でプリントアウトして組み立ててください。
(ご利用にはAdobe Reader(無料ソフト)が必要です。) - 展開図は、A4サイズのやや厚めの紙(厚さ0.2~0.25ミリ/ハガキ程度)にプリントアウトしてください。各メーカーから販売されている「フォトマット紙」や「ペーパークラフト専用紙」がおすすめです。また、質感のある紙にプリントすると、独特の雰囲気を楽しむことができます。
- プリントする際は、用紙に合った高画質モードで、「用紙サイズに合わせる」ではなく、「実際のサイズ」でプリントしてください。