生きている一番小さな単位は細胞です。
1/100ミリほどの小さな細胞の世界から、私たちの暮らしを考えます。
2007.3.13(2018.8.7リニューアル)〜 1F展示室2
私たちのからだは37兆個の細胞でできています。細胞はいったい何をしているのでしょうか。私たちの日常から、細胞の基本的なはたらきを見ていきます。最新の顕微鏡写真からは、細胞の中に広がるダイナミックで複雑な世界が見えてきます。
みどころ01
10万倍の細胞模型!
細胞は、形も大きさもさまざまですが、平均でおよそ100分の1ミリメートルですから肉眼では見えません。細胞展の入口では、10万倍の細胞模型があなたをお迎えします。ヒモ状のものやヒダヒダの膜など細胞の中の構造にはそれぞれ役割があります。
みどころ02
あなたの日常から知る細胞のはたらき
ぐるりと部屋を囲んだパネルでは、あなたの一日の活動に沿って順にお話が展開します。歩いたり、呼吸をしたり、こうやって文字を読んだり、からだのすべてのはたらきに細胞が関わっているのです。
一見、複雑に見える細胞のふるまいも基本の行動の組み合せとして見るとそのはたらきがよくわかります。この展示では9つの動詞、「力を出す・提示する・感知する・取り込む・接着する・分泌する・変形する・分裂する・自ら死ぬ」に注目します。
みどころ03
指で触れる
「細胞のふるまいインタラクティブ・コーナー」
さまざまな細胞のはたらきを知る「検索コーナー」です。あなたをつくる細胞の多様な姿とはたらきがわかります。
みどころ04
プロジェクションマッピングで見る
細胞の中の複雑な世界
展示室の真ん中では、細胞の内側の世界を大きく映し出す映像作品を上映しています。細胞の中にある基本のしくみを「つくる・こわす・たもつ・まとめる」を切り口に紹介します。
映像作品の見どころの一つは顕微鏡でとらえたさまざまな細胞像です。分子がひしめき、動き、変化し続ける細胞の姿から、「生きているってどういうこと?」と一緒にじっくり考えてみませんか。
写真・映像提供
- 安藤敏夫(金沢大学)
- オリンパス株式会社
- 加藤薫(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
- Shinya Inoue、A.S. Bajer、J. Mole-Bajer
※2020年7月より、プロジェクションマッピングの操作ボタンを非接触対応にしました。
映像作品DVDの貸し出し(無償)
細胞展で上映している映像作品「細胞が語る、細胞の物語」のDVD貸出しを実施しています。ご希望の方は申込書に必要事項を記入しFAXまたはE-mailにて担当宛にお申込みください。詳しくは映像作品「細胞が語る、細胞の物語」DVD 借用申込書(PDFファイル)をご確認ください。
※営利目的でのご利用はお断りします。