研究を知るチョウが食草を見分けるしくみ
ドラミング
母チョウが前あしで、ドラムをたたくように葉をたたき、
葉の味を感じるしくみを見てみましょう。
チョウの前あしには、ふ節と呼ばれる組織があり、そこにたくさんの毛(感覚毛)が生えています。
この毛で味を感じるのです。
チョウが葉を前あしでたたく(ドラミング)と、葉の中の化合物が感覚毛の先にある小さな孔から中へ入ります。これが味覚の神経細胞の受容体に結合すると、その情報が脳や神経節へと送られます。こうして、味を感じているのです。
ナミアゲハの前あし解説図
ナミアゲハのドラミング
ドラミングは、肉眼ではわからないほど素早い動きです。スローモーションでじっくり見てみましょう。