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研究員レクチャー 昆虫の味覚

詳細

日時

2003/02/22(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館 1Fコンファレンスルーム(入館無料) 

出演者

小野 肇 研究員
(昆虫と植物の共進化ラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

内容

味覚というと何を想像しますか?おそらくカレーライスやオレンジジュースなどの食べ物や飲み物の味を思いつくのではないでしょうか?昆虫も勿論花の蜜や食べ物を味わっています。しかし、それだけではありません。昆虫は配偶者の選択や社会性の維持などにも味覚を利用しています。それも鼻(触覚)や足(前脚)で味を感じることができるのです。すなわち、触覚や前脚で触って味わうことで相手が仲間なのかライバルなのか、あるいは、素敵なお姉さんなのかを区別することが出来ます。チョウの場合は、前脚で植物の葉を触って、自分の子供の幼虫が安心して食べられる食草を選ぶことが出来ます。このような昆虫が味を感じるメカニズムがこの2,3年の間にゲノム情報を利用した研究によって明らかにされてきました。昆虫の味覚研究の最前線を解説しながら当研究館で行われているチョウの味覚研究について紹介します。

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。