1. トップ
  2. 催し
  3. 神経堤の形成

研究員レクチャー 神経堤の形成

詳細

日時

2012/12/08(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館

出演者

西原あきは研究員(カエルとイモリのかたち作りを探るラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

内容

「神経堤」という細胞をご存知ですか?おそらく多くの方に馴染みのないこの細胞ですが、実はわたしたち脊椎動物が脊椎動物らしいかたちを作るのに不可欠な細胞です。神経堤はまず、神経と表皮の境界に形成されます。その後体内を広範囲に移動し、末梢神経や色素細胞など場所に応じて様々な細胞種へと変化します。脊椎動物を特徴的づけている頭部骨格も大部分はこの神経堤細胞から作られます。神経堤は脊椎動物の進化の初期に現れたと考えられており、脊椎動物以外では見出されていません。我々の研究室では、神経堤が形成される仕組みを理解することで、脊椎動物が進化の過程でどのように生じたかを知る手がかりが得られるのではないかと考えています。
今回のレクチャーでは、神経堤の形成について我々の研究成果をご紹介しながら、脊椎動物のかたちがどのようにできあがるのかについて一緒に考えてみたいと思います。

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。