詳細
日時
2014/09/20(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルームにて
出演者
和智 仲是 研究員(DNAから進化を探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
内容
陸上植物のほとんどは花を咲かせる被子植物です。なぜ被子植物がこんなにも多いのでしょうか。その理由の一つとして、花粉を運ぶ動物との共生関係が多様性を生み出しているからというものがあります。植物と送粉者が密接に関係した共生系では、それぞれの進化的な変化がお互いに影響しあい、さらに別の変化を引き起こすと考えられています。
密接に関係した共生系の中でもイチジク属植物とイチジクコバチは最も多様性に富んでいることが知られています。イチジク属植物とイチジクコバチには新しい種が生まれやすい理由があるのでしょうか。まさに新しい種がどちらかで進化しつつあるイチジク属植物とイチジクコバチを調べることで、この「新しい種が生まれやすい理由」を探ろうとしています。
今回は、イチジク属植物とイチジクコバチのどちらで先に新しい種が生まれやすいのか、どのような時に密接な関係が崩れるのか、ということを調べた最近の研究結果についてお話します。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。