季刊「生命誌」122号
地球というわたしたち
生命の性質は、地球という惑星の性質と深く関わっています。パースペクティブでは総合地球環境学研究所の陀安一郎先生が、元素の同位体から見る生命と地球の物質循環を語ります。紙工作「絶やすのはたやすい絶滅動物」はフクロオオカミ。肉食の有袋類という独特の見た目から、家畜に害をなすと恐れられ絶滅に追い込まれました。一方、アドベンチャーワールドとの催し報告は、ペンギンのヒナの誕生を手助けする人々の物語です。生きものは地球の一部でありながら、数を増やし新たな種を生み出し、地球を大きく作り替えてきました。今のところ地球にしか存在しない生命としてどう生きるか、考え続けたいと思います。
最新号を見る