季刊「生命誌」119号
あなたがいて「わたし」がいる
多様な生きものが暮らす地球では、何とも関わらず生きるものはいません。光合成をやめ森の奥深くでひっそり暮らす花々に仕える生きもの、身近な樹木アカメガシワが抱える用心棒、マダガスカル島の木の実が選ぶ無二のお相手、大切なのは「あなた」です。牧場で草を喰む草食動物には、お腹の中にも牧場がありました。きのこが担うモグラの棲家の「後始末」、きのこがご縁の相良直彦先生と永田館長が語ります。30周年を機にスタートしたアカデミア、分子が支える生命のドラマを探る研究者の現場の声が生命誌の明日を示します。
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