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生命誌研究館オープニングセレモニー「新しい生き物の物語」
開催日:1993年11月27日 / 場所:JT生命誌研究館
シンセサイザーとレーザー光線による音と光の共演、岡田館長・中村副館長のトーク、さらに狂言鑑賞も加わりユニークな催しとなりました。
[ 演出 ]ツトム・ヤマシタ [ 音楽 ]ツトム・ヤマシタ(打楽器)、小坂圭太(ピアノ)、船岡陽子(バイオリン)他 [ 狂言 ]茂山千之丞、茂山あきら、丸山やすし [ アート ]津田達夫
サイエンス・オペラ 「生き物が語る「生き物」の物語」
開催日:1995年4月8日 / 場所:高槻現代劇場
ハイドンやプロコフィエフの音楽をバックに科学者が発生や進化を語り、合間に生きものの踊りが入るという新しい表現に挑戦しました。
●生命誌版「ピーターと狼」 お話/中村桂子
●「脳が失わせたもの」 お話/岡田節人
[ 管弦楽 ]京都市交響楽団 [ 指揮 ]井上道義 [ 踊り ]ハイディ S.ダーニング
1997年 国際シンポジウム「発生生物学の半世紀」
主催:岡田節人
20世紀後半に大きく発展、変化した発生生物の歴史を研究者自らが振り返りその歴史と意味について考え、会の最終日には外国からの出席者全員が生命誌研究館を訪れました。
サロンコンサート「縁-生物学者と音楽の-」
開催日:1999年11月20日 / 場所:JT生命誌研究館
細胞間の関係を仏教の「縁」という言葉で語る岡田節人館長と京都法然院貫主 梶田真章さんのトークと、音楽が融合した催しです。
[ トーク ]岡田節人、梶田真章 [ 音楽 ]山本美帆、森本京子 他。
展示:「生命誌の樹ー科学と布の芸術にみる生命観」
開催期間:1999年4月〜2000年9月 開催場所:JT生命誌研究館1F 中央展示、2F ギャラリー
生物学研究と芸術分野を融合させることを目指した展示。生きものとの共有感覚が現在よりもずっと強かった時代の生命観を芸術作品の中に探り、また、生物学研究によって明らかになった生命像を絵によって表現し「樹」という統一モチーフで繋ぎました。
ダンスイベント「根っこと翼」
開催日:2002年7月25日 / 場所:JT生命誌研究館
ダンスと生命誌が融合した催し。「根っこと翼」をテーマにケイ・タケイさんとワークショップ、朗読+創作ダンスの上演を行いました。
[ ダンス ]ケイ・タケイ「根という名の鳥」
[ 朗読 ]中村桂子「根っこと翼」
10周年記念イベント「生きもの愛づる人々」
開催日:2003年11月28日・29日 / 場所:JTアートホールアフィニス
「ピアノとスライドで語る JT生命誌研究館」と朗読ミュージカル「絵巻のおしゃべり ものみな一つの細胞から」の上演と、出張展示を行いました。朗読ミュージカルは再演を重ね、絵本も出版した生命誌が大切にしている舞台表現の1つです。
●「ピアノとスライドで語る JT生命誌研究館」
[ 選曲 ]岡田節人 [ 演奏 ] 小坂圭太 [ 写真 ] 大西成明
●朗読ミュージカル 「絵巻のおしゃべり ものみな一つの細胞から」
[ 作 ]山崎陽子・中村桂子 [ 作曲 ]中邑由美 [ 出演 ]森田克子・大野恵美 [ ピアノ ]沢里尊子 [ 画 ]堀文子
展示:「生命誌の階段」
開催期間:2003年12月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F〜4F 中央階段
階段の1段が約1億年です。壁面にかけられた56枚のイラストを眺めながら登って降りれば、一つの細胞から始まる豊かな生きものの広がり(多様性)とつながり(共通性)を体験できます。38億年の生命の歴史を自分の足でたどり、実感して下さい。
生命誌の催し 「宮沢賢治を観る」
語る仮面劇 「土神と狐」・ サイエンストーク
開催日:2006年11月3日 / 場所:JT生命誌研究館
宮沢賢治の世界にふれながら、自然・生きものにどう向き合うか、文明・文化をどう進めるかを考えた催しです。遠藤啄郎さん率いる横浜ボートシアターの演ずる語りの仮面劇「土神と狐」(宮沢賢治作)と、中村桂子館長と植物学者塚谷裕一さんのサイエンス・トークを行いました。
●語る仮面劇「土神と狐」
[ 演出 ]遠藤琢郎 [ 出演 ]横浜ボートシアターの皆さん
●サイエンストーク「日本の自然観から生命誌の自然観へ」
塚谷裕一・中村桂子
展示:「細胞展」
開催期間:2007年3月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F 展示室 2
生きものの基本単位である細胞が体を支えている働きを、約10万倍の細胞模型と映像で見ていきます。日常の暮らしの中で、細胞がどんな風にはたらいているかを感じとって下さい。
2008年 桜の通り抜け/高槻ジャズストリート会場提供 開始
生命誌研究館の前の桜並木を一般の方にも楽しんでいただく「桜の通り抜け」は地域の方にとても好評で毎年たくさんの方が訪れます。市民ボランティアにより運営され、高槻の町が音楽であふれる催し「高槻ジャズストリート」にも会場提供を続けています。
展示:「蟲愛づる姫君」
開催期間:2012年3月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F エントランス
生きものと時間をかけて向きあうとき生まれてくる「愛づる」心は、生命誌の基本です。生命誌の大先輩、平安時代の「蟲愛づる姫君」の物語りと、研究館で行われている小さな生きものを見つめる研究を重ねた六曲の屏風です。美しいイラストと実験の動画を通して生命誌の研究・表現を楽しんで下さい。
2012年 中村桂子館長 アカデミア賞受賞
開催期間:2012年3月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F エントランス
世界の文化・社会・国際交流への貢献をたたえる全国日本学士会「アカデミア賞」を中村桂子館長が受賞しました。「生命誌」の提唱、そして20年の活動実績が評価されてのことです。
展示:「エルマー・バイオヒストリーの冒険−鳥になったリュウ」
開催期間:2011年12月〜 開催場所:JT生命誌研究館2F ギャラリー
生命誌版「エルマーの冒険」は、様々な動物に出会いながら進化をたどる物語です。原作者もお気に入りのジオラマで、原作と重ね合わせながらの冒険をお楽しみ下さい。
生命誌の催し「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」
開催期間:2014年3月〜2015年9月 場所:JTアートホール アフィニス(東京都港区)、いいだ人形劇フェスタ2014(長野県)、札幌市教育文化会館(北海道)、スクポヴァ・プルゼニュ2015(チェコ共和国)
3.11の後「セロ弾きのゴーシュ」を読み直したところ、水車小屋に戻ったゴーシュが必ず水を飲むのは、乾いた人工社会から湿った自然へ入る儀式に見えました。
中村桂子による新解釈と、プラハを拠点に独自のパフォーマンス・アートを展開する人形劇師・沢則行の演出により「セロ弾きのゴーシュ」を幻想的な音楽劇として展開しました。
[監督]沢則行
[出演]沢則行(演出・美術・人形遣い)・谷口賢記(チェロ・ゴーシュ)・鎌倉亮太(ピアノ)・中村桂子(語り)・村田英克(語り)・黒川絵里奈(美術アシスタント・OHP)
生命誌の催し「節人先生と“いのちの響き”を」
開催日:2017年6月3日/ 場所:JT生命誌研究館
ヴァイオリニスト森悠子氏を音楽監督とする長岡京室内アンサンブルをお迎えした演奏会とトークを行いました。同年に逝去された初代館長の岡田節人先生へ、今も研究館に流れ続けている節人先生のフレーバーを「いのちの響き」としてお届けしたいとの思いを込めました。
[演奏]長岡京室内アンサンブル
[トーク]中村桂子・森悠子(長岡京室内アンサンブル)
映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」
公開期間:2021年11月〜
研究館の屋上にある食草園には、さまざまな虫たちが訪れ、植物と昆虫の関わり合いのドラマを演じています。映画は、同名の企画展示にまつわる研究館の日々を、館員の目線から辿るドキュメンタリーです。皆さんもスクリーンで、食草園の生きものの観察を!ナナフシに餌やりを! 体験してください。
[出演]永田 和宏、奥本 大三郎、中村 桂子、大倉 源次郎、JT生命誌研究館館員、ナミアゲハ、アマミナナフシ、イヌビワ ほか
[ギター音楽]末森 樹
[監督・撮影・編集]村田 英克
展示:「生命誌の階段」 特設ページ&タブレット開設
開催期間:2016年12月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F〜4F 中央階段
生きものの広がり(多様性)とつながり(共通性)のそれぞれの視点で、38億年の各時代の生きもののイラストについての解説を見て、理解を深めることができます。季刊「生命誌」の関連記事も収録していますので合わせてご覧ください。
展示:「細胞展」リニューアル
開催期間:2018年8月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F 展示室2
私たちの体をつくるたくさんの細胞は、いったい何をしているのでしょう。私たちの日常から、細胞の基本的なはたらきを見ていきます。最新の研究成果と最新の顕微鏡写真に基づいたプロジェクションマッピングで、細胞の中のダイナミックで複雑な世界を覗くことができます。
展示:『「生きている」を見つめ、「生きる」を考えるゲノム展』
開催期間:2016年1月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F
地球上に暮らす数千万種と言われる多様な生きものはみなゲノム(DNA)が入った細胞でできています。その始まりは38億年前に海で生まれた祖先細胞。その中にあった小さなゲノムが長い時間をかけて少しずつ変わり、新しい種と個体を生み出してきました。一つの祖先からどうしてこんなに多様な生きものが生まれたのか、ゲノムを切り口に探ります。
企画展示:「今森光彦の時間」
開催期間:2022年9月〜12月 開催場所:JT生命誌研究館1F 展示室2
講演&対談:2022年9月17日 開催場所:JT生命誌研究館1F 展示ホール奥
写真家・今森光彦さんの、昆虫写真の展覧会を開催しました。幼少期から昆虫に魅了され、撮影を通じてその真の生態に迫る発見を続けてきた今森さん。会期中には、今森さんの講演と永田館長との対談を行う催しもあわせて行いました。生命38億年の歴史を語る研究館の展示ホールで、昆虫の多様さと美しさのもつ意味に思いを巡らせました。
企画展示:「生きものの時間 -生まれるまでの時間-」
開催期間:2022年7月〜12月 開催場所:JT生命誌研究館1F 中央展示
私たちが生まれるまでの過程は、受精卵からさまざまな細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで 互いに精巧につながり、一つの個体になるという不思議な時間です。私たち生きものにとって、「時間」のもつ意味を改めて考える展示です。
季刊「生命誌」1994年
4号 春 絹科学と芸術の二人三脚
サイエンティフィック・イラストレーションの世界
5号 夏 生命のシンフォニー 共進化する蝶と食草
6号 秋 進化のタイム・カプセル 虫入り琥珀の世界
7号 冬 寄生植物の進化の系譜 ラフレシアとその仲間たち
季刊「生命誌」1997年
15号 春 音楽の架け橋で科学へ 花が咲くということ
16号 夏 深海 — もうひとつの地球生物圏
17号 秋 DNAでみた鳥の世界
18号 冬 ホヤの卵が教えてくれること
英語版「生命誌」Special International Edition
1997年4月 発行
1997年は中村副館長の国際シンポジウム(モスクワ)参加、岡田節人館長の国際シンポジウム主催など生命誌研究館が国際化への一歩を踏みだした年でした。同年に発行した英語版「生命誌」も大きな反響があり、研究館の目的・活動のユニークさが国際的に多くの人々の注目を受けることになりました。
季刊「生命誌」2001年
30号 夏 光合成 — 生きものが作ってきた地球環境
31号 秋冬 バクテリアから生きものの基本を探る
32号 春 共生・共進化 時間と空間の中でつながる生きものたち
季刊「生命誌」 2002年度年間テーマ「人間ってなに?」
33号 夏 情報から人間を考える
34号 秋 脳から人間を考える
35号 冬 環境から人間を考える
36号 春 精神から人間を考える
生命誌年刊号2003 『愛づるの話。』
日本人の中にずっと流れて来た愛の気持ち
季刊「生命誌」37号~40号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2004.05.01
生命誌年刊号2004『語る科学』
ゲノムが語るものがたり・ゲノムを語るものがたり
季刊「生命誌」41号~44号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2005.05.01
季刊「生命誌」 2005年度年間テーマ「観る」
45号 夏 時間を意識し、見るから観るへ。 新しい「観」の形成を求めて
46号 秋 動きを止めて動きを観る
47号 冬 見るだけでなく観ている目
48号 春 観るが始めで終りと知る
生命誌年刊号2005『観る』
時間をかけて、見るから観るへ 新しい「観」を作らなくては。
季刊「生命誌」45号~48号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2006.05.01
季刊「生命誌」 2006年度年間テーマ「関わる」
49号 夏 生きものは関わりの中にある
50号 秋 生命誌への思い
51号 冬 広がり、関わりを願って
52号 春 全ての生きものがもつ関わり
季刊「生命誌」 2006年度年間テーマ「関わる」
生きものの関わり合いを見つめる
季刊「生命誌」49号~52号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2007.05.01
季刊「生命誌」 2007年度年間テーマ「生る」
自然は生るもの。宇宙も地球も生きものも。
季刊「生命誌」53号~56号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2008.08.15
季刊「生命誌」 2008年度年間テーマ「続く」
57号 夏 「続く」というあたりまえのこと
58号 秋 生きものは38億年続いてきた
59号 冬 「続く」にもいろいろな形がある
60号 春 続くを支える多様性に注目
季刊「生命誌」 2008年度年間テーマ「続く」
生きものはもろいもの。でもお互いを大切に壊れないように生きていく続いていく強さを持っています。
季刊「生命誌」57号~60号を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,524円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2009.06.20
季刊「生命誌」 2009年度年間テーマ「めぐる」
季節がめぐる、いのちがめぐる。私たちのまわりにはあらゆるものがめぐっています。生きものが三十八億年も続いてきたのは「めぐる」のおかげです。
季刊「生命誌」61号~64号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,905円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2010.07.31
季刊「生命誌」 2010年度年間テーマ「編む」
65号 夏 編みあげ、またほどく。
66号 秋 編集という作業に注目して
67号 冬 進化に編み込まれた面白い現象
68号 春 海でも陸でも楽しい物語が編まれて
季刊「生命誌」 2010年度年間テーマ「編む」
編んで、編んで、編んで
さまざまな生きものが生まれ豊かな世界ができあがる。
季刊「生命誌」65号~68号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,905円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2012.03.01
第47回 造本装幀コンクール 日本書籍協会理事長賞 受賞
季刊「生命誌」 2011年度年間テーマ「遊ぶ」
科学を通して生きものの基本を探ったら“遊ぶ”が顔をのぞかせた。
季刊「生命誌」69号~72号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,905円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2012.12.01
付録「生命誌すごろく」付き
季刊「生命誌」 2012年度年間テーマ「変わる」
73号 夏 変わるから見えてくる基本
74号 秋 変わると変わらないの一体化
75号 冬 変わるから見えてくるワクワク感
76号 春 「変わる」と「変わらない」が重なって
季刊「生命誌」 2012年度年間テーマ「変わる」
変わらないと変わるが入れ子になって生れたのが生きもの
季刊「生命誌」73~76号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,905円+税/発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2014.1.15
後ろ見返し「生命誌マンダラ」付き
季刊「生命誌」 2013年度年間テーマ「ひらく」
科学に拠って科学を超える
季刊「生命誌」77号~80号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体2,300円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2015.01.15
付録「生命誌研究館20年のあゆみ&季刊『生命誌』アーカイブ」冊子、ドキュメンタリー「自然を知る新たな知を求めて」DVD付き
季刊「生命誌」 2014年度年間テーマ「うつる」
81号 夏 着実に、時には身軽にうつろう
82号 秋 時には「うつる」だけでなく「うつす」も
83号 冬 「うつる」の活用形には「うつらない」も
季刊「生命誌」 2014年度年間テーマ「うつる」
時には枝から枝へととび移る身軽さを備えながら、新しい知を探します。
季刊「生命誌」81号~83号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体2,000円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2015.12.15
付録「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」豆本付き
季刊「生命誌」 2015年度年間テーマ「つむぐ」
84号 春 改めて生きものってなあに
85号 夏 複雑さを少しづつ解く
86号 秋 微生物と共にあることを実感
87号 冬 新しい知を求めて歩く
季刊「生命誌」 2015年度年間テーマ「つむぐ」
38億年の時が紡ぐ糸の端がここに
季刊「生命誌」84号~87号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,600円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2016.11.05
季刊「生命誌」 2016年度年間テーマ「ゆらぐ」
88号 春 改めて研究の楽しさを感じる
89号 夏 心も細胞も地面もゆらぐ中で
90号 秋 細胞が語る物語を積み重ねて
91号 冬 もっと自由を求めよう
季刊「生命誌」 2016年度年間テーマ「ゆらぐ」
生きものの生きものらしさを支えているのが“ゆらぐ”だって知ってますか
季刊「生命誌」88号~91号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,600円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2017.10.15
季刊「生命誌」 2017年度年間テーマ「和 | なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる」
92号 春 やわらかに和して同ぜず
93号 夏 土と和する芸術と科学
94号 秋 自然の法則を解く問いを求めて
95号 冬 自然からいただく清らかなもの
季刊「生命誌」 2017年度年間テーマ「和-なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる」
やわらかさゆえにさまざまなものをとり込んで新しい力を生み出す、それが「和」です
季刊「生命誌」92号~95号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,600円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2018.11.01
季刊「生命誌」 2018年度年間テーマ「容 | いれる・ゆるす」
96号 春 平和を導く寛容を
97号 夏 日常の中で生きることを考える
98号 秋 謙虚に自然に向き合わなければ
99号 冬 変化の中にさまざまなものを容れこんで
季刊「生命誌」 2018年度年間テーマ「容-いれる・ゆるす」
「容」が笑みを浮かべながらどうぞと誘っています。豊かで和やかな気持ちになります
季刊「生命誌」96号~99号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,600円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2019.11.01
季刊「生命誌」 2019年度年間テーマ「わたしの今いるところ、そしてこれから」
自然と人間、科学と社会、男と女などと分ける二元論は終った。複雑な対象を全体として捉える知を創ろう。生きものって、どう見てもへんてこで、面倒で、だからこそ魅力がある。中でも一番へんてこなのが人間だという自信に支えられて、すばらしい仲間と共に考え続けよう。
季刊「生命誌」100号~101号の内容を一冊の本にまとめました。
定価:本体1,600円+税 / 発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社 / 発行日:2020.11.15
季刊「生命誌」 2020年度年間テーマ「生きもののつながりの中の人間」
102号 春・夏 言葉と文化をもつ人間という生きもの
103号 秋 私たちの体をつくるゲノムのはたらく姿
104号 冬 細胞とは何か?生きているとはどういうことか?
季刊「生命誌」 2021年度年間テーマ「自然に開かれた窓を通して」
105号 春 自然に開かれた窓を通して
106号 夏 昆虫と植物の織りなす世界
107号 秋・冬 昆虫と植物のかけひきの妙
季刊「生命誌」 2022年度年間テーマ「生きものの時間」
108号 春 生まれるまでの時間
109号 夏 生まれるまでの時間
110号 秋 生まれてからの時間
111号 冬 生まれてからの時間
1996年 研究と表現はじめての融合
オサムシラボの成果で展示「進化の部屋」の内容を刷新
開館当初、展示ホールでは生命誌の考えに沿った外部の方々の研究を取り上げていましたが、開館4年目にはじめて自前の研究成果で展示内容を刷新することができました。その後も研究セクターの研究成果が出ることにより、展示・映像などさまざまな形で研究と表現の融合が具体化していきました。
映像『「肋骨はどうやってできる?」-生き物の かたちづくりを探る』
肋骨はどうして胸にだけできるのでしょう?卵の中でニワトリを手術しそのしくみに迫る[骨のかたちがどうやってできるかを探るラボ]の研究を取り上げました。映像は研究館1F ビデオブースでご覧いただけます。
1997年 科学技術映像祭・科学技術庁長官賞受賞
映像:「チョウの翅の誕生物語」
チョウの翅はいつ、どこから、どんなふうにできてくるのか? このしくみを追う[チョウのハネの形づくりを探るラボ]の研究を紹介しました。ハネの縁でアポトーシスが起きるという大きな発見をしました。映像は研究館1F ビデオブースでご覧いただけます。
1998年 科学技術映像祭・科学技術庁長官賞受賞
映像:「DNAが描くオサムシ新地図-進化の新しい原理を探る-」
オサムシという小さな虫が、生物の進化について、 新しい見方を教えてくれました。[オサムシの進化をDNAから探るラボ]の成果をまとめた作品です。映像はJT生命誌研究館1F ビデオブースでご覧いただけます。
1998年 科学技術映像祭 内閣総理大臣賞受賞
2000年 研究館グッズ発売開始
日常の中で生命誌を考えてもらえるようにと、展示図録、ポストカード、ペーパークラフトなどの販売をはじめました。独自の表現研究の積み重ねにより種類も増え、評判も上々です。ホームページからのお申し込みもできます。
展示:「藻ー食べて食べて食べて…細胞の進化へのチャレンジ」
開催期間:1997年9月〜1999年9月 場所:JT生命誌研究館1F 展示室1
[ゲノムの柔軟性のメカニズムを藻類で探るラボ]の成果、真核細胞からはじまり次々に他の生きものを取り込み共生を繰り返す藻類の物語りです。来館者が主人公になり進化の順に音声説明ととも展示をくぐり抜けられる工夫もしました。
展示:「骨と形 −骨ってこんなに変わるもの?」
開催期間:1999年10月〜 開催場所:JT生命誌研究館1Fエントランス
[骨のかたちがどうやってできるのかを探るラボ]の研究成果を紹介し、骨ができる過程や形づくりを本物の発生標本を見て考えられる展示です。脊椎動物の骨格を比べると、共通性と多様性から進化の過程が見えます。
展示:「Ω食草園」
開催期間:2003年8月〜 開催場所:JT生命誌研究館4F 屋上
[チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ]の研究テーマを生きた環境で実感することができる、チョウのための庭です。自然のチョウの営みや季節の移り変わりをホームページでも紹介しています。
展示:「共生と共進化−時間と空間の中での生きもののつながり」
開催期間:2002年4月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F 中央展示
生きもののつながりは空間的には共生、時間軸にそうと共進化です。昆虫と植物の関係を読み解く[DNAから進化を探るラボ]、[チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ]の研究紹介を中心に、細胞から地球まで階層を貫く共生と進化を考えます。
展示:「自然の中で時間を紡ぐ生きものたち」
開催期間:2006年1月〜 開催場所:JT生命誌研究館1F 中央展示
生きものの歴史をたどり、生きものをはぐくんだ地球という場を考えることの大切さを示した[オサムシの進化をDNAから探るラボ]の集大成となる展示です。
出張生命誌展示:「いのち愛づる館の物語り」
2008年6月〜
生命誌研究館の展示をいつでも、どこでも楽しめる出張展示は、学校の文化祭や学会などでへ無料で貸出をしてます。「愛づる館の物語り」は生命誌の大先輩、平安時代の「蟲愛づる姫君」が、現代の生きもの愛づる人々の館、生命誌研究館をご案内します
展示:「ものみなひとつの卵から」
開催期間:2008年3月〜2020年2月 開催場所:JT生命誌研究館1F 展示室 1
一つの卵から生まれてくる動物たち。水中や陸上、そして体内にある卵の中で、様々な形づくりが進みます。顕微鏡を通して研究の世界を少しのぞいてみて下さい。
展示:「生きもの上陸大作戦」
開催期間:2010年3月〜 開催場所:JT生命誌研究館2F ギャラリー
生きものが海を離れ、陸へと進出したのは約5億年前。生きものの歴史の中での一大事件を絵巻物語にしました。[DNAから進化を探るラボ]では昆虫の上陸に注目し研究を続けています。
生命誌マンダラ
2013年制作/展示場所:JT生命誌研究館1F 中央展示
生きものの世界では、独自のゲノムをもつ1つの細胞から、多彩な細胞が生まれます。それらが集まって組織、器官、個体を作り上げ、多様な個体が集まって生態系をつくっています。このような階層性を持ちながら、多様性、歴史性を示す生命誌の世界を密教の曼荼羅で中心の大日如来が多彩に変化する世界、さまざまな要素間の縁を大切にする世界を重ね、「生命誌マンダラ」を描きました。
紙工作ダウンロード開始
季刊「生命誌」カードで人気の紙工作のダウンロード版です。最新号のダウンロードはもちろん、過去の人気の紙工作もダウンロード版で復活しました。生きものの物語を楽しみながら紙工作をつくりましょう。個人はもちろん、授業やワークショップなどでもぜひご活用ください。
電子ブック(日本語版&英語版)の発行
生きものの研究を通して私たち人間の「生きる」を考える、生命誌研究館のエッセンスが詰まったビジュアルブック(iBooks)。科学のコンサートホールとして、生きものの研究を「演奏」してきた18の展示を写真や動画と共に体感いただけます。
食草園特設Webサイトの制作
"チョウのレストラン"であるΩ食草園を味わい楽しみ尽くすWEBサイトです。食草園に季節ごとに訪れるチョウの記録や、チョウと食草のこれまでの研究から分かってきたことを全てご紹介します。ここでのできごとは、家の庭や公園や道端の草花、街路樹など、身近な環境につながっています。
創立30周年記念サイトの制作
研究館は、生きものの基本単位である細胞と、その中のゲノムに込められた歴史を読み解く実験研究を行い、その成果を誰もが触れられる形で美しく表現する「科学のコンサートホール」。30年を経た現在の思いと、多くの皆様に支えていただいたことへの感謝をお伝えします。
オサムシの進化をDNAから探るラボ
1993年〜2000年
アマチュアとプロのオサムシ研究ネットワークを作り、さまざまな地域の個体から分子系統樹を作成しました。進化のメカニズムの解明や、地球の動きと重なる成果などで、生命誌の具体化を牽引する研究となりました。
写真:世界のオサムシ(季刊「生命誌」2号より)
ゲノムの柔軟性のメカニズムを藻類で探るラボ
1994年〜2000年
ミトコンドリア・葉緑体から核へ、核から核へ、種の壁を越え移行する遺伝子。新しいものを生み出すゲノムの可塑性を藻類を通して研究し、特にイントロンの起源に一石を投じました。
写真:ケイ藻(季刊「生命誌」10号より)
チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ
2001年〜
チョウは種ごとに決まった食草を食べます。食草とチョウの進化の関係を、チョウが前脚で植物の成分を知るしくみの解明から追っています。 写真:シロオビアゲハ
DNAから進化を探るラボ
2001年〜
イチジクとイチジクコバチの密接な共生関係がどう築かれたのか、また、生きものの中で最も多様な昆虫類の起源をDNAの系統関係から探っています。
写真:トビムシ(左)、シミ(右)
カエルとイモリのかたち作りを探るラボ
2002年〜
生きものの形づくりには、細胞が「増える」「移動する」「分化する」ことが基本にあります。細胞がどのように振る舞って形を作っていくのか、カエルとイモリで調べています。
写真:アカハライモリ
ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ
2001年〜
私たちが開拓した新しいモデル生物オオヒメグモの発生や細胞を調べ、昆虫や脊椎動物と比べることによって、動物の多様性の原点を探っています。 写真:オオヒメグモ
チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ
2001年〜
チョウは種ごとに決まった食草を食べます。食草とチョウの進化の関係を、チョウが前脚で植物の成分を知るしくみの解明から追っています。
写真:ナミアゲハ
昆虫-植物の関連性データベース「InsectInDB」の公開
チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ(昆虫食性進化研究室)
植物と、それを食べるチョウなどの昆虫(植食性昆虫)との間には、植物が食べられないよう防御する仕組みを発達させては、昆虫がそれを克服して食べるようになる、という競争的な関係が見られます。この関わりを研究するため、出版されている図鑑や論文の情報を集約して、チョウと植物の関係を検索できるデータベースを作成・公開しました。
オオヒメグモデータベースの公開
ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ(細胞・発生・進化研究室)
オオヒメグモの研究から得られた、ゲノム配列やトランスクリプトームなどの情報を検索できるデータベースを作成・公開しました。オオヒメグモは、節足動物の発生と進化を研究するのに適した生物です。データベースで情報を共有することで、このクモを、多くの研究者が加わって重要な発見ができるモデル生物とすることを目指しています。
オサムシ研究の展開
DNAから進化を探るラボ(系統進化研究室)
オサムシを多様に進化させた原動力は地理的な隔離です。これはオサムシが「飛べない虫」であったためです。多くの昆虫が飛翔能力を進化させた中、なぜオサムシは翅を失ったのかを探るため、オサムシの後翅の退化の分子機構を明らかにする研究を始めました。
プラナリア研究の開始
カエルとイモリのかたち作りを探るラボ(形態形成研究室)
カエルの研究から見出した、「細胞周期と細胞の分化・未分化の関係性」というテーマを研究する新たな材料として、プラナリアの研究を開始しました。高い再生能力と、それを支えるシンプルな細胞分裂の制御機構をもつプラナリアから、ヒトやさまざまな生物に共通する細胞の基本的性質を探っています。