誰もがよく見る、
どこにでもあるような草花と木。

食草園には、とりたててめずらしい植物があるわけではありません。しかしチョウにとって大切な庭です。

食草園では、チョウの成虫が蜜を吸う花と、幼虫が食べる植物を育て、チョウの訪れを待っています。卵からふ化した幼虫が脱皮をくりかえしてさなぎ、成虫へと育つ姿を見せてくれます。

日々のチョウのようすから、なぜチョウは決まった植物に卵を産むのだろう?
なぜこんな色や形をしているのだろう?とさまざまな問いがわいてきます。

食草園でのできごとは、みなさんの家の庭や公園や道端の草花、街路樹など、身近な環境につながっています。一緒にチョウの生命誌を楽しんでみませんか。

食草園のようす

コンクリートの壁で囲まれた4階屋上の小さな庭に、
虫や鳥が訪れ、
いつの間にかダンゴムシも
アブラムシも暮らす場所になりました。
春夏秋冬を通して四季折々の変化が見られます。