カウンターカレント分布法の原理。1次元的な方向性のある行動(走光性、走地性、走化性など)の定量的な測定に用いる。

(1) 穴を開けた板に試験管を差しこんだものを作る。
(2) 0番の試験管にハエを入れる。

(3) 板を重ね合わせ、ハエを試験管の中に閉じ込める。
(4) 上から光を当て、ハエが移動するのを待つ。(管が細いので飛ばずに壁を歩く)
(5) 上の板を試験管1本分右にずらし、光に向った個体と向かわなかった個体に分ける。
(6) 試験管を揺らしてハエを下に落とす。

(7) 板を元の位置に戻し、再び上から光を当て、ハエが移動するのを待つ。
(8) 上の板を試験管1本分右にずらし、光に向った個体と向わなかった個体を分ける。
(9) 試験管を揺らしてハエを下に落とす。

(10) 7〜9の動作を3回繰り返す。
(11) 5回の走光実験の結果。5番の試験管には、5回とも光に向った個体が集まった。同様に、4番の試験管に4回、0番の試験管には1回も光に向わなかった個体が残る。
 正常型の集団ではほとんどの個体が4番か5番に来る。走光性を示さない変異体の集団は、光に関係なく行動するので2番や3番目に個体数のピークがある。0番目にピークがある集団は、光に対する行動の異常ではなく、運動そのものに異常がある(動作が緩慢になる)変異体の可能性が高い。



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