生命誌ジャーナル

2015年間テーマうつる

今年は生きものの基本単位、細胞から生きているを考えます。

細胞が生まれる・続く

いつかどこかでの細胞の誕生が生きものの歴史のはじまりです。38億年前の地球の海には細胞がいました。すべての細胞は細胞から生まれ、細胞とともに生きものの歴史は続いてきたのです。そして、約400種、37兆個の細胞でできている私たちのからだでも、日々、細胞は分裂を続けています。

細胞はどのように生まれ、続いていくのでしょう。人工細胞を通して生命とは何かを考える栗原さんと、私たちのからだの新陳代謝を支える組織幹細胞のはたらきを探る佐藤さんの研究から考えます。

髪や爪がのび、転んでできた傷が治る。私たちの「生きている」は細胞同士が関わり合う巧妙なしくみが支えています。どのようにしてこんな複雑なしくみが出来上がったのか、背景には進化の長い時間があります。細胞を軸に今年も、進化の時間と個の時間を考えていきます。