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  3. 季刊「生命誌」74号

いつかお話をと願っていた石原さんは期待通り自然研究者ゲーテを存分に語って下さいました。生命誌の数ある先祖の一人ゲーテへの指南役です。リサーチは、ハチと花。鎌倉さんの女王を育む物質の同定は研究の飛躍のきっかけになるでしょう。楽しみです。一方、石井さんによる安定と変化を巧みに組み合わせた花の生存戦略も送粉者との関わりなどこれからです。サイエンティスト・ライブラリーは小粒を旗印に化学という変わらぬ手段で研究対象を変えながら不和合性を解明した磯貝彰先生です。(中村桂子)

TALK

芸術と科学の蜜月を再び

石原あえか東京大学大学院准教授
中村桂子JT生命誌研究館館長

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SCIENTIST LIBRARY

磯貝 彰奈良先端技術大学院大学 学長

化学で生命現象をつなぎ、人をつなぐ

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2012年年間テーマ

変わる

愛づる、語る、観る、関わる、生る、続く、めぐる、編む、遊ぶ・・・どれも「生きている」の大事な一面を表わす言葉ですが、今年は直球を投げ込みます。「変わる」です。つぼみだったバラがみごとな花を咲かせ、男の子がいつの間にかたくましい青年になる。それほどの変化でなくとも今日の私は昨日とは違っています。一方、そこには必ず変わらないものがあります。変わらないものを持ちながら変わる。38億年間それを続けてきたのが生きものです。社会も変わることを恐れてはいけませんが、底にある変わらないものも大切です。さまざまな現象に変と不変の微妙な組み合わせを見出しながら、「生きる」を考えます。

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