1-1 季刊「生命誌」

カードを楽しみ、細かな内容はWEBで読むというユニークな組み合わせの季刊誌です。

2007 Biohistory's Theme 年間テーマ「生(な)る」 第1回 第2回 第3回 第4回

「創る」も「生る」になる

 「生る」。自然を思わせます。その対極にあるのが「創る」。人工です。都市はまさに創るで満ちています。ところが建築に「生成する」という考えとその具体化方策を持ち込み、ふしぎで楽しい空間を生み出しているのがトークの伊東豊雄さん。生きものの巣のような洞窟のような。建築自体が生命体のように自分で動いて行きそうな感じがします。リサーチは、生きものの形によく見られる樹状パターンに注目し、パターン生成のモデルを提案。形つくりは重要なテーマであり、モデルから基本ルールを探すのは興味深い方法です。もう一つは、大腸菌という分子生物学のモデル生物を用いて、分子のはたらきから行動が生まれる過程を詳細に追う研究。人間も含めた生きものの行動の由来を単細胞で考えるのは一つの方法でしょう。形や行動の背後にあるきまりが知りたいものです。
 サイエンティストライブラリーの柳田充弘さんは、芸術家になっていたかもしれないという感性を生かしての研究。勘と好みを生かした物語りつくりという考え方は、生命誌と重なっています。BRHからの発信も、「生命誌の種」というラボとSICPの共同企画や朗読ミュージカル「いのち愛づる姫」の京都公演のお知らせなど盛りだくさんです。

生命誌ジャーナル目次

TALK 対話を通して

生きものが暮らす空間が生まれる
伊東豊雄 建築家
中村桂子 JT生命誌研究館 館長

RESEARCH 01 研究を通して

形が生まれる原理を見出だす
望月敦史 基礎生物学研究所

RESEARCH02

大腸菌の極で鼻のようにはたらくセンサー
川岸郁朗 法政大学工学部生命機能学科

SCIENTIST LIBRARY 人を通して

染色体研究から生命継承学へ
柳田充弘
京都大学大学院特任教授/沖縄科学技術研究基盤整備機構主任研究員
ジャーナル記事のエッセンスが詰まった
CDサイズのカード読み物
カードサンプル
54号のカードのサンプルをご覧になれます。
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※年4回(5月、8月、11月、2月)刊行予定
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年間テーマ生る 「生る」はすべての始まりです。“なる”と読み、成る、為るなどともつながります。『自己創出する生命』という書物から始まった生命誌の原点でもあり、愛づる、語る、観る、関わるより更に生きもの、そして自然そのものに近い言葉です。木の実が生るという時、あるべきものが自ずと生じてくるという感じがします。柿の木に柿の実が生り、ぶどうの木にぶどうが生る。その陰にはそれを生じさせる生命現象があります。

生命誌年刊号
生命誌・年刊号2007「生る」
(B5版・206ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2008.08.15
『生る』生命誌年刊号 2007  中村桂子 編集
季刊「生命誌」53号〜56号を一冊の本にまとめました。

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『生る』生命誌年刊号 2007は、全国書店でお求めになれます。
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