生命誌ジャーナル 2005年夏号
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リサーチのツボ [新天地を目指して 岡部正隆]
あなたの中の進化の証拠
 今年度のRESEARCHでは、研究の「ツボ」を押さえるコーナーをご用意しました。このページでまず科学の歴史・分野のつながりを把握し、次のページで最新のリサーチを楽しんで下さい。
 第1回目は、脊椎動物が水中から陸上へ進出した時、体の中でおきたリサイクルのお話です。私たちは、この「進化の証拠」を体のどこに持っているのでしょうか。

 私たち陸上の脊椎動物(四足動物)は、水の中に棲んでいた魚の子孫です。陸上生活への移行に際して解決しなければならなかった問題の一つは、水中から摂っていたカルシウムを、どう体内に貯め、適正な濃度に保っておくかだったと考えられます
 生きものの体がどのように成り立っているかを調べる解剖学と生理学は、この問題解決のカギとなる2つの事実を教えてくれます。
解剖学:体の構造を観察し、記述する。
生理学:体の機能に注目し、生命現象を支える要素を調べる。
 四足動物は、副甲状腺を獲得し、ホルモンを分泌することでカルシウム問題を解決しました。ただ、ホルモンは血流にのって全身に運ばれるので、その分泌器官は体のどこにあっても機能的な問題はなかったはずです。なぜ、カルシウム調節の司令塔は首の中にあるのでしょうか?
解剖学的事実と生理学的事実をつなぐには何を観ればよいのでしょうか?

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