生命誌ジャーナル39 2003年 冬号

カードを楽しみ、細かな内容はWEBで読むというユニークな組み合わせの季刊誌です。

2005 Biohistory's Theme 年間テーマ「観る」 第1回 第2回 第3回 第4回 年刊号
 一つ一つの生きものが、それぞれの時を刻んで生きる様子をみつめていると、環境との関わりの中でさまざまな生きものが生れ、大きな生命の流れがつくられていく様子が見えてくる。今回の“愛づる”は一つの生きものを見つめる眼が広い視野へつながって行くところを捉えた。
  トークは「愛づる眼差し」。対象をみつめ、それを写して初めて精神性の高い芸術になると考えた円山応挙。佐々木先生の語る応挙は、また一人日本の歴史の中に生命誌の先輩を浮かび上がらせてくれた。リサーチは進化。DNAの解析と地質学を重ね合わせて淡水魚アロワナの生態を歴史から読み解く研究は当館のオサムシ研究と、形づくりの基本を単純な生物から知ろうとするボルボックス研究は当館の藻や骨の研究と重なり合う。さまざまな生きものを見つめることで、少しずつ生命の物語が紡がれる。サイエンティストライブラリーは、人間を知る生物学をつくりたいと願い、そのための技術を地道に組み立ててきた勝木元也氏。(中村桂子)
 TALK −対話を通して−
愛づる眼差し
生を写す視点 
佐々木 丞平
京都大学大学院文学研究科 美学美術史学研究室 教授
中村桂子 JT生命誌研究館館長
 RESEARCH −研究を通して−
進化の時
淡水魚アロワナが海を挟んで暮らしている理由 
熊澤慶伯 名古屋大学 大学院理学研究所 物質理学専攻
ボルボックスで見る多細胞生物の形づくり 
西井一郎 米国セントルイスWashington大学
ゲノムインプリンティング・続編 
石野史敏 東京医科歯科大学 難治療疾患研究所
 SCIENTIST LIBRARY −人を通して−
日本の科学の未来を創る
−発生工学の始まり
 
勝木元也 岡崎国立協同研究機構 基礎生物学研究所 所長

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年間テーマ愛づる 生きているとはどういうことかを考えるなら動詞でなければならないと気づいて今年から年間テーマを動詞にしました。最初はやはり、研究館が基本にしている「愛づる」です。「蟲愛づる姫君」は皆が嫌う虫の中に生きる本質を見出し、それを愛しみました。愛づるは、表面の美しさには左右されず、本質を見ることから生まれる愛です。いのちは大切と誰もが言いながら、実は社会は反対の方向へ動いています。ゆっくり時間をかけて生きものをみつめると生まれてくる心「愛づる」を思い出しましょう。日本人の中にずーっと流れてきた愛の気持ちです。

ジャーナル記事のエッセンスが詰まった
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バックナンバー一覧

生命誌年刊号
『愛づるの話。』生命誌年刊号 2003
(A5版・178ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2004.05.01
『愛づるの話。』生命誌年刊号 2003  中村桂子 編集
季刊「生命誌」37号〜40号を一冊の本にまとめました。

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『愛づるの話。』生命誌年刊号 2003は、全国書店でお求めになれます。
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