ここでは、吉川先生の観察場所の特徴をお伝えします。都市の中のオアシスではどのような生態の蝶が見られるのでしょうか。ご覧下さい。
1.セイヨウミヤコグサに集まる蝶
セイヨウミヤコグサは蜜源としてまた食草として多くの蝶をひきつけます。オアシスになくてはならない草花なのです。春から夏の間多くの蝶を育んでくれます。
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吸蜜するウラナミシジミ(非食草) |
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産卵するツバメシジミ(食草) |
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吸蜜するシルビアシジミ(食草) |
2.セイタカアワダチソウに集まる蝶
アレルギーを起こし厄介ものだったセイタカアワダチソウはいつのまにか日本の秋景に溶け込んでしまいました。蝶にとってもかけがえのないエネルギー源となっています。セイタカアワダチソウの秋は忙しいのです。チョウだけではなく、蜂やハエなど多くの虫が集まってきます。
いずれも吸蜜行動
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雌のツマグロヒョウモン |
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渡りの途中のアサキマダラ |
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ルリタテハ |
3.蝶と遊ぶ
オアシスでの長い蝶との付き合いで、蝶は楽しい交わりを経験させてくれます。繰り返し慣れさせると、人肌の汗を好んで、指や手に乗り移ることがあるのです。ツマグロヒョウモンの雄蝶は楽に遊ぶことが出来ます。ヒオドシチョウは手に移ることはありませんが、汗ばんだ帽子は好物で繰り返し乗ってきます。
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雄のツマグロヒョウモン |
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ヒオドシチョウ |