生命誌アーカイブ
生命誌アーカイブ

生命誌ではさまざまな視点、関心を重ねて

「生きている」を見つめ、「生きる」を考えています。

このアーカイブでは科学、哲学、美術、文学など多様な分野の専門家との語り合いと、研究者のインタビュー記事、合わせて約200件が読めます。

生命誌という知をつくりあげる総合の一つです。

「生命研究のあゆみとひろがり」を体験いただくためにはPCからのアクセスが必要です。

「生命研究のあゆみとひろがり」を体験いただくためには最新のブラウザが必要です。

Google Chrome(推奨) Safari Mozilla Firefox Internet Explorer Opera

上記ブラウザでご覧頂けない場合は、ブラウザの設定でWebGLをONにしてください。

「サイエンティスト・ライブラリー」に関してはお使いの環境からでもお楽しみいただけます。

SCIENTIST LIBRARY
TALK
SCIENTIST LIBRARY
TALK

はじめに

「生命とは何か」という問いがさまざまな分野の人々の関心をつないで分子生物学が誕生し、20世紀後半に生命研究は急速に進展しました。一人一人の研究の積み重ねが科学をつくっていく歴史と関係、そこから生み出される世界観。こうして知が生み出されます。

生命研究のあゆみ

1953年、DNAの二重らせん構造の発見が物質と生命の世界をつなぎ、DNAという分子を基本にさまざまな生命現象を語る時代が始まりました。分子生物学の発展で対象となる生きものが微生物から、ヒトを含む多細胞生物へと広がっていき、やがてDNAの総体であるゲノムを知る時代になります。このような生命研究のあゆみの中で生命誌は誕生しました。

生命研究のあゆみ

研究の歴史を俯瞰する視点と、その中で輝く個人に注目する視点を自由に行き来し、生命研究の物語を楽しんでください。「マウスホイールで拡大・縮小」「写真をクリックで詳細を見る」

動詞で考える生命誌

「 “生きている”ってどういうことだろう?」と考えながら生きものを見つめると食べる、眠る、生まれる、育つなどさまざまな動詞が浮かびます。多様な生きものにはそれぞれ独自の暮らしがある一方で、どの生きものにも共通する部分があります。私たちは生きものの本質を知る切り口となる動詞を探し、毎年ひとつずつ活動のテーマとして選んできました。このように考えていくと、さまざまな学問が結びつき、新たな驚きや、問いに出会えます。“生きている”を見つめ、楽しみ、考えて、新しい知をつくりあげる。小さな活動を重ねながら一歩一歩進んでいます。

“生きている”を表す言葉、見つめる言葉

動詞を選択してください
  • 遊ぶ
  • 編む
  • うつる
  • 関わる
  • 語る
  • 変わる
  • 続く
  • つむぐ
  • 生る
  • ひらく
  • 観る
  • めぐる
  • 愛づる
  • ゆらぐ

生命誌の世界観

研究は世界観を生み出します。世界観は、自然をどう見るか・人間生活をどう見るか・どう生活し行動するかのすべてを含みます。生命誌では「人間は生きものであり、自然の一部である」ということを基本にしています。多様な人間の一人である「私」は、多様な生きものの一つ「ヒト」でもあるのです。そして、さまざま視点から自分自身も含めて生きものを見つめ、「生きているってどういうこと?」と考えています。

生命誌の世界観

「マウスホイールで拡大・縮小」「写真をクリックで詳細を見る」

てを じょうげ さゆう ぜんご に うごかす
ジャンプ で けってい
季刊「生命誌」
97号Scientist Library
飯野 正光
分子生物学 / 生理学
2012年
現れては消えるカルシウム・シグナルを見つめて
工作少年だった私は「動く」、「機能する」ことに惹かれた。様々な時間・空間スケールで濃度が変化し細胞内の情報を伝えるカルシウム・シグナルは私の興味と見事に重なった。
詳しくはこちら