サマースクール 2006年度の報告

昆虫と植物の共進化ラボのサマースクール
「チョウはどうやって植物を見わけているのか探ってみよう!」

今年度我々のラボの参加者は6名でした。実験器具の数やラボの狭さを考えると、少し窮屈だったのではないかと思います。

今回の実験のテーマは、「RT-PCRによる遺伝子の発現部位の違いの観察」です。体細胞には組織とは無関係に同じゲノムDNAがありますが、発現している遺伝子は組織ごとに異なります。我々が研究対象としている味覚受容体の発現は、メスの前脚ふ節に特異性を示します。嗅いの受容に関わる遺伝子は、オスでもメスでも触覚で発現します。体内時計の遺伝子は、神経細胞で発現しているので全身のどの組織でも観察されます。この違いを観察するため、アゲハチョウの組織ごとに担当者を決めて、RNAを抽出し、逆転写反応を行ってDNAに変換した後、PCRによる各遺伝子の増幅を試みました。実験に用いた組織は以下になります。
・前脚(ふ節以外)
・中脚
・後脚
・触覚
・頭部
・胸部

多くの参加者にとって初めて見る器具を使い、初めて行う作業であったにもかかわらず、丁寧に取り組んで頂いたので実験は見事に成功し、組織ごとの遺伝子の発現の違いを観察することができました。

参加を希望された理由はそれぞれに異なっていましたが、今回の経験が満足して頂けるものであれば良かったとラボのメンバー全員で願っております。

尾崎克久(研究員)

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