サイエンス・コミュニケーション&プロダクション(SICP)セクター

 年縞図版チーム

ビフォー
 私たちのチームでは、年縞研究の図版の改変に取り組みました。実際に、年縞の研究者が専門家に向かって説明する時に使った図版です。専門的な用語やグラフが盛りだくさん。この図版を一般の人にもわかるようなものに変えるのが今回の目標です。
 まずは年縞という言葉からお勉強。年縞は湖の底に・年単位でできる縞のことです。縞に含まれているケイ藻や花粉を調べれば、その年の気候がわかります。この年縞を研究した結果をまとめたのがお題の図版。3人の力を合わせて、最終的に次の内容をひとつの図版で表現してもらいました。

 『今から1万5千年前、地球の気候は氷期から後氷期へと大きく変わりました。年縞から当時の環境を年単位で復元したところ、モンスーンアジアの気温がヨーロッパや極地に比べ、500年も前に上昇したことがわかった。』

【改善ポイント】
● 本当に必要な情報は?いらない情報は? 情報の整理整頓
● 一番伝えたいことはどう表現しようか? 主張の強調方法
● ここは何色にしよう? 色の意味づけ
遠山真理(スタッフ)

アフター

SICPからのコメント
 研究データの「結果とまとめ」を伝える図版。何を言いたいのか焦点を定めることが大切ですが、ポイントの設定がとても上手くでき、きれいにまとまりました。サンプリング地点を地図上にプロットすることで、地球規模の気温変化というイメージが視覚的によく伝わり、また地球46億年の歴史のスケールを入れて、どの時代の話なのかを示したことも、理解を助け、全体を把握することに繋がる良い工夫です。広い視野から注目点へ引き付ける、明快で大変分かりやすい図になりました。原図は初めて目にする英単語ばかりだったようで、疑問点を書き出し、一つひとつ丁寧に調べながら整理し解決していた過程が結果として現れているように思います。
北地直子(スタッフ)

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