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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【はじめまして】

2016年10月3日

中井 彩香

はじめまして、8月から展示ガイドスタッフとしてお世話になっている、中井彩香です。6月から先輩スタッフのガイドを聞き、展示の勉強をする研修期間を経てようやく先月ガイドデビューとなりました。まだ、数回しかガイド経験はありませんが、緊張しながらも楽しんでガイドをさせていただいています。

私は、現在大学院一回生です。普段は大学で「細胞の死」である細胞死の研究をしています。学部生の時、周りの友人が就活をする中で、将来何になりたいか。ということを考える機会がありました。「何が好きか」を考えた時に出てきたのが「生物」でした。私は中学校の時からずっと数学が嫌いでしたが、「生物が勉強したい」という理由一つで理系に進み、大学も生命科学系の学部に入りました。また、バイトで塾の講師をしていることもあり、教えている生徒の「なぜ」が「なるほど」に変わる瞬間の表情を見られることにとてもやりがいを感じていました。研究活動を通して、自分自身「なぜ」と「なるほど」を数え切れないほど体験し、生物学の面白さに触れるうちに、この生物の面白さを一般の方に伝え、「なぜ」が「なるほど」に変わる瞬間を共有したいと思うようになりました。

大学の教授から教えてもらい、はじめて生命誌研究館を訪れたとき、生物学に特化した施設であることと、その展示のすばらしさにとても感動しました。このような施設で、一般の方と生物の面白さや興味深さを共有したいと強く思いました。その時に、展示ガイドスタッフの方とお話をさせていただき、展示ガイドの仕事に興味を持ちました。そして、その時のことがきっかけで今、展示ガイドスタッフとして活動させていただいています。

まだガイドスタッフとして活動し始めたばかりで、皆様からの質問にハッとさせられることばかりです。これからもより一層勉強し、来館された皆様と、展示を通して生命の面白さや興味深さに触れられることをとても楽しみにしています。「なぜ」が「なるほど」に変わる瞬間をたくさんの皆様と共有していきたいと思っています。よろしくお願いします。

[ 中井 彩香 ]

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