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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【細胞に再挑戦します。】

遠山真理 SICPスタッフの役得として、この日記を書く直前に中村館長の「ちょっと一言」を読んでしまいました。確かに少し動きにくくなると、普段、何気なく乗り降りしていた駅で立ち往生してしまうことがあるなと私も実感しています。2歳と1歳前の子ども二人を連れて新幹線に乗ろうと思ったら、どこにエレベータがあって、オムツ替えスペースがあるのか、騒いだらどこであやしたらいいのか、事前に調べずにはとても出かけられません。慎重を期して出かけても、一つしかないエレベータが満員でベビーカーが入らず、何度もやり過ごすこともあります。そんな時に、「今が一番かわいい時期よ〜。荷物を持ってあげるから貸しなさい。」などと手伝って下さる方もいて、人の温かさに触れる機会もとても多くなりました。特に赤ちゃんをおんぶして、荷物を持ちつつ、上の子の手を引いていると、あんまりにも不憫にみえるのか、声をかけて下さる方が多いように思います(笑)。動きにくいのは確かに不便ですが、その分、人の優しさに感謝する機会が増えて、悪いことばかりではないですね。
 ところで、前回の日記から3ヶ月が経ち、私をとりまく環境にも急展開があり、この6月から表現セクターで他のスタッフと机を並べて仕事することになりました。のんびりと子どもたちのペースに合わせていた暮らしから、仕事モードに切り換えるのは勇気がいりましたが、気持ちは7年前に初めてBRHにやって来たときと一緒で、新しいスタートを切ることにわくわくしています。昨日は早速、この一年で取り組みたいテーマについてスタッフみんなに聞いてもらいました。まずは前向きな意見をもらえたので、今は中村館長に通すための資料づくりに勤しんでいます。挑戦するのは細胞についての新しい表現です。やはり、細胞の魅力にとりつかれている私は、ここから離れることはできないなと思いつつ、腹をくくってやってみるつもりです。何ができるかはお楽しみに。秋くらいには試作品をもってあちこち廻りたいと思っています。細胞について熱く語っている私を見かけたら怪しい人だとは思わずに、声をかけてくださいね。ちなみにホームページに載っている顔写真は7年前のものです。そろそろ更新しないといけませんね・・・。


 [ 遠山真理 ]

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