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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【いよいよ10周年記念イベント!】

工藤光子
 11月28・29日とJT生命誌研究館が東京へ出張します。今や館内は準備で大騒動。ピアノとスライドで語る生命誌研究館の映像を制作中の村田スタッフは館内をカメラマンと撮影し、シナリオの最終調整のため行ったり来たり、北地スタッフはチラシやポスター、そして生命誌のお散歩の制作におおわらわ。桑子スタッフは皆が10周年でバタバタする中、4月オープンの展示準備や通常のHPの更新などをまわしてくれ、遠山スタッフも新人なりにあっちやこっちやと自分の仕事をこなしながら手伝ってくれています。研究員も解説パネルの制作に取りかかりはじめています。
 皆様ぜひこの機会をお見逃しなく、足をお運び下さい!

 気づけば、私自身10年のうち8年間をBRHで過ごしています。ただ10周年をバタバタ過ごしてはいけないと思い、BRH10年の歩みを簡単にまとめました。会場にも飾られますので、皆様じっくり見てみて下さい。SICPチーフは私で3代目なのですが、各々の個性が出ていて面白い。最初のチーフ茂木さんはものすごい!まっさらなBRHに展示、映像、雑誌など独創的なものを次々と産み出し、現在もこの枠組みは変わっていません。まさにSICPの基礎を作った人です。私は一緒に働いたことはないのですが、茂木さんならどうするのだろう?とよく考えます。次の加藤さんは生命誌をもう一度現在の生命科学研究から見つめ直したいと考え、生命科学を伝えることに正面から向き合った人です。加藤さんの部下1号の私は働きはじめたばかりで、深いことはわからず、研究を伝えるには?と頭を悩ませながらともに物を作っていました。私にバトンが渡された時には、生命科学から見つめ直して、じゃあ、生命誌に戻ろう!という時だったと思います。私は加藤さんのやってきたことを踏まえて、茂木さんの基本枠組みの中でやり方を工夫する、表現を工夫する、媒体を工夫する、ということをやってきました。自分でやった新しいことは粘土やモールで再現しながら映像を作るくらいかもなぁ、、と少ししょんぼりした気持ちになりました。これからじっくりBRHの10年を振り返り、何かの形にまとめようと思っています。



[工藤光子]

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