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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【ひみつシリーズ】

加藤史子
先日久しぶりに書店の児童書コーナーに立ち寄って、懐かしい背表紙を見かけました。『学研まんが・ひみつシリーズ』を、皆さんご存じでしょうか?
 私が幼い頃、我が家では「目が悪くなるから」という理由で漫画本を読むことが禁止されていました(しかし活字本やテレビはOKだったので、今から思えばほとんど意味はなかった)。唯一、例外的に買ってもらえた漫画本が『ひみつシリーズ』だったのです。我が家には『動物のひみつ』『植物のひみつ』などの一般的なものから、『化石のひみつ』『年中行事記念日365日のひみつ』などのやや趣味っぽいものまで十数冊ありました。貴重な“漫画本”だったし、なにより面白かったので、何度も夢中で読み返していたように思います。
 『ひみつシリーズ』はさまざまなテーマを子ども向けに漫画でわかりやすく解説した学習ブックで、全部で60巻以上もあるようです。1972年創刊ということですから30年の超ロングセラーですね。1992年からは新版となり、一部全面改訂も行っているようで、例えば書店で見た『動物のひみつ』ではキャラクターがずいぶん格好良くなっていました。しかし中には『まんがことわざ事典』のようにほとんど変わっていないものもあり、「そうそう、50音順に“青菜に塩”で始まり“笑う門には福来る”で終わるんだったよな〜」と懐かしさでいっぱいになりました。ちなみに私は、この『まんがことわざ事典』一冊で、高校を卒業するまで知らないことわざが出てきて困ったことはほとんどありませんでした。
 『ひみつシリーズ』に“再会”して、「知らなかったことを知ってドキドキワクワクする」という気持ちに目覚め始めた頃のことを久しぶりに思い出しました。こういう気持ちは、子供の頃はもちろん、大人になってからでも、きっかけとなるものさえあればいつでも味わえますよね。あなたにとってはJT生命誌研究館がそのきっかけになるかもしれませんよ。まだ一度も来館されていない方はぜひいらしてみてください!(やや強引すぎるオチか。しかし来ていただきたいという思いは本物です!)



[加藤史子]

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