表現スタッフ日記
展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【生物を意識する研究】
2001年1月16日
 先日、恩師のいる大阪府立大学に行ってきました。私が修士過程在学の頃から大変お世話になっている先生で、高分子合成が専門です。久しぶりに研究の話を伺って、私が在学していた10年前から、ずいぶんと研究が進んでいるのに驚きました。DNAのようならせん状の高分子やアレイ状の分子にドーナツ型の分子をはめ込んだものなど、いずれも作れたら面白いだろうなというものが現実に作られてているだけでなく、情報を記憶させたり分子素子として働かせたりとちゃんと目標とする機能も考えられています。生体高分子をお手本にしたものも多数ありました。ただ、合成に用いられている分子は、アミノ酸などの生体分子とは全く違いますが。10年前と比べて、かなり生物を意識した研究に向かっていると思いました。今のところ生物から学ぶといった感じですが、将来逆に生物について何かわかるときが来るかもしれません。生物を通していろんな分野がつながることで、いろいろな角度から生物を考える人が増え、生命誌もますます面白くなっていくなと感じました。
[鳥居信夫]
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