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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【サロンコンサートのご縁】

1999年11月15日

 サロンコンサートまであと1週間。今、最後の準備を進めているところです。
 今回は、「縁ーー生物学と音楽の」と題して、弦楽四重奏とトークで構成するものです。
 弦楽器の4人は、京都市交響楽団の女性ばかり。シューベルトのセンチメンタルワルツ、ハイドンの弦楽四重奏のための5つの楽章、シュトラウスのポルカ「とんぼ」など、無類の音楽好きで、音楽評論家に間違われることもある岡田館長の選曲です。トークは、岡田館長と法然院の梶田真章貫主。細胞接着の話、調和の音楽と破綻の音楽の話、仏教でいう縁起など、さまざまな「縁」が語られる予定です。当日は、館長のちょっとしたいたずらもありますので、いらっしゃる方はどうぞお楽しみに。
 とはいえ、今回のサロンコンサートは、残念なことに、応募して下さった方全員というわけにはいかず、抽選になりました。会場は小さいホールなので来ていただける人数は限られていますが、一方でこんなこともやっているということを多くの人に知っていただきたいと思い、広報した結果です。
 生命誌研究館では、機関誌『生命誌』、展示、ビデオ、イベントなど、いろいろな形で科学を表現する方法を考えています。それらを見ていただくためには、基本的には、ここに来ていただくのが一番いいのですが、いつもというわけには行きません。工夫して創ったそれらを、どうしたらみなさんにお届けできるだろうか?伝えるためのメディアそのものももっと考えていきたいと思っています。
 ホームページを覗いてくださるみなさんは、既に関心をもって下さっている方たちだと思いますが、どんな縁で当館を知り、これからどんなメディアを通してこことかかわっていきたいとお考えでしょうか。みなさんからのご意見をこのホームページの「みなさんからの御意見」biohist@ims.brh.co.jpにお待ちしています。
[高木章子]

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