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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【秋は何の季節?】

1999年11月1日

 秋といえば行楽の季節。秋晴れの空と、ほんの少しだけど赤くなり始めた山を見ていると、思わずどこかへ出かけたい、と思ってしまいます。
 でも、仕事を持っている人たちにとっては、実は秋は、来年のことを考える季節でもあります。生命誌研究館でも、毎年今頃ごろから次年度の計画を作る作業が行なわれます。この時期には、大学でも役所でも、そして企業でも、多くの人が来年のことを考えて、お金の勘定をしたり、何枚もの書類を書くのに忙しくしているはずです。
 大学に勤めている友人などからは、しばしば、研究費の申請に必要な書類がとても多く、内容を考えるよりも、事務的な作業に時間が取られてたまらない、といった愚痴を聞きます。幸いにして生命誌研究館では、事務的な部分はとても効率が良くなっていて、内容を考えるのにはるかに多くの時間を使うことができます。とは言え、やはりお金のことも考えないといけないし、決して楽なことではありません。でも、そうした作業があってはじめてクリエイティブな仕事ができるのだから、がんばらねば、と思う毎日です。ということで、今回はちょっと短いけど、スタッフ日記書きはこれくらいにして、計画作りに戻ります。・・・そうそう、忘れないで付け加えておかなくては。来年の生命誌研究館の活動に御期待を!
[加藤和人]

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