ラボ日記

研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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報告会を終えて

2015年2月2日

岩﨑 佐和

先日、生命誌研究館の平成26年度活動報告会が行なわれました。活動報告会とは、私たちの日々の活動およびそこから得られた成果について、JTグループの内外を問わず様々な関係者の方に報告し、評価していただくための会です。

BRHに来て4ヶ月ほど。まだまとまった結果は得られていないものの、私も研究員の一人として、次世代シーケンサーMiSeqを用いたオオヒメグモの発生ステージごとの遺伝子発現解析について、現状をポスター報告させて頂きました。ひとつの受精卵に体軸が現れ、体節が形成され、脚が生え、子グモの姿になるまでのダイナミックな形態変化。その裏側にある遺伝子発現の変化の一部を、まだ荒削りの生データではありましたが、皆様に見ていただきました。拙い発表ではありましたが、私が実験データから得た感動を研究者以外の様々な方とも共有することが出来たのではないか、と小さな手応えを感じています。ただ、データとしてはまだまだこれからですので、今後も解析に精を出していきたいと思います。ポスター作成の機会を下さった小田主任研究員にも感謝しています。

報告会を終えて一段落した今、このように生物学の専門家だけでなく様々な立場の方々から意見を集める機会は本当に大事だなと感じています。物事がどんどん細分化され専門性が増し、他分野の理解が難しくなってきている昨今です。専門性を高めて行くことももちろん大事ですが、「自分達だけがわかっていればいい」というのではなく、色々な立場の人と感動を共有出来るような、そんな先の社会を見据えながら、自分に出来る事に取り組んでいきたいと思っています。

[ ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ 岩﨑佐和 ]

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